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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:118分
監 督:ロブ・マーシャル
出 演:ダニエル・デイ=ルイス、マリオン・コティヤール、ペネロペ・クルス、ジュディ・デンチ、ケイト・ハドソン、ニコール・キッドマン、ソフィア・ローレン、ファーギー、リッキー・トニャッツィ、エリオ・ジェルマーノ、アンドレア・ディ・ステファノ 他
ノミネート:【2009年/第82回アカデミー賞】助演女優賞(ペネロペ・クルス)、歌曲賞(曲/詞:モーリー・イェストン“Take It All”)、美術賞(ジョン・マイヤー、ゴードン・シム)、衣装デザイン賞(コリーン・アトウッド)
【2009年/第67回ゴールデン・グローブ】作品賞[コメディ/ミュージカル]、男優賞[コメディ/ミュージカル](ダニエル・デイ=ルイス)、女優賞[コメディ/ミュージカル](マリオン・コティヤール)、助演女優賞(ペネロペ・クルス)、歌曲賞(モーリー・イェストン“Cinema Italiano”)
【2009年/第63回英国アカデミー賞】メイクアップ&ヘアー賞(Peter ‘Swords’ King)
【2009年/第15回放送映画批評家協会賞】作品賞、助演女優賞(マリオン・コティヤール)、アンサンブル演技賞、撮影賞(ディオン・ビーブ)、編集賞(クレア・シンプソン、ワイアット・スミス)、美術賞(ジョン・マイヤー、ゴードン・シム)、衣装デザイン賞(コリーン・アトウッド)、メイクアップ賞、音響賞、歌曲賞(モーリー・イェストン“Cinema Italiano”)
コピー:世界は、男と女と愛でできている。
世界的な映画監督グイドは、新作『ITALIA』のクランクインが迫っているにもかかわらず、創作意欲がまったく湧かず、未だに1ページもシナリオは書けていない。そんな状態で製作発表の記者会見をさせられるが、記者達から問い詰められ、精神的に益々追い込まれていく。そのまま海沿いのリゾートホテルに逃亡し、愛人カルラを呼び寄せて自らを癒そうとするが、プロデューサーに居場所を突き止められ、ホテルにセットを持ってきて撮影を迫られる。そこへ妻ルイザもやってきて…というストーリー。
このホテルはフェリーニの『8 1/2』に出てきたホテルに似てるなぁ…。イタリアはこういうのが多いのかなぁ…。そういえばストーリーもなんとなく近いなぁ…、なんて感じで観ていたのだが、後で解説を読んだら、『8 /1/2』をモチーフにしたミュージカル作品の映画版なんだって。
普通の生活や会話の中で踊って歌っちゃうミュージカル映画が多いけれど、本作のミュージカルシーンは想像・空想の中でのみ展開する。私はこういう方が興醒めしなくて好きである。
グイドは多数の浮名を流すわけだが、意識してか否かはわからないが、全ての女性に母親の影を強く求めている。娼婦のような女を求めているようでも結局そこに帰結してしまう。どこの国の男性でもその傾向はあるのかもしれないが、イタリア人男性のマザコン具合の顕著さ垣間見えて、ちょっと気持ち悪かったりはする。
表面的には様々な女達との関係に苦悩するマエストロの話。だけど話の本質的には、女に依存した男の滑稽さ云々というよりも、実生活でウソが増えた分、創造の世界でウソが付けなくなった男の話ってところか。
それら女性陣を演じる中では、ペネロペの存在感が半端ない。顔小っさ!から始まり、奔放なビッチっぷりを演じきっている。こういう役をやらせたら天下一品。
ニコール・キッドマンは、美人女優が多数登場する作品の中で、さらに美人女優役のアイコンを演じなければならないわけだ。いかにもな美人な感じをしっかりと演じてくれているが、ちょっと作品の中では浮いている感じは否めなかった(ちょっと作品から浮いてる感じ)。
反面、その女性達から愛を受ける主人公を演じるダニエル・デイ=ルイスは、ピンとこない。落ち目の監督らしい風貌で、確かにダメ男には見えるのだが、男性目線だからかもしれないが、そんなに魅力的に見えない。女性から見ると納得できるの?これ。
リメイク作品と考えちゃうと凡作だと思うのだが、自分の中にある弱さとシンパシーを得られれば、軽妙な音楽と相まってなかなか愉しめると思う。軽くお薦め。でも、若い人には向いていないかも。
#余談だけど、ソフィア・ローレンの整形(特に唇)は怖いっす。アメリカのおばさんでああいうピローンと左右に突っ張ったような唇にする人がいるけど、何が良くてあれをしようと思うのか、理解に苦しむ。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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