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公開年:2001年
公開国:アメリカ、ドイツ、オーストリア、ハンガリー
時 間:102分
監 督:ステファン・ルツォヴィツキー
出 演:マット・ルブラン、エディ・イザード、エドワード・フォックス、ジェームズ・コスモ、ニコレッテ・クレビッツ、ウド・キア、ホルガー・スペックハーン 他
1945年。その変換方式の複雑さから解読が不可能といわれていたナチス・ドイツの暗号機エニグマ。イギリス軍は、ナチスに決定的なダメージを与えるために、エニグマを盗み出す作戦を計画する。当時のドイツは男性は前線に出ており、工場で働くのは女性ばかりになっていた。エニグマの製造工場に忍び込むには、“女装”するしかない、その名も“プリティ・プラトーン”作戦。イギリス軍は、特異な経歴の持ち主ばかりを選出する。OSS(アメリカ戦略情報局)のオルーク大尉。彼は一度はエニグマをドイツの同盟国であるイタリアから盗み出すことい成功したものの、無能なイギリス兵によって“敵性非軍事用品”として破壊されてしまうという残念な経験をしている。おまけに、そのときに強く抵抗しため、刑務所に収監されてしまっていた。イギリス軍は、エニグマを見たことがある彼を作戦に加えたかったが、一応囚人なので、監視役として事務担当の老兵ハートリー軍曹が“臨時少佐”として参加。ドイツ語など27カ国語に堪能な暗号解読の天才ジョンソン。そして、同性愛者であることが発覚し軍を去っていたドイツ語に堪能なパーカー元中尉を、女装の指南役にして、作戦がスタートする。ばっちり女性になりきった彼らは、いよいよドイツに潜入するのだったが…というストーリー。
4:3サイズなのでTVムービーかビデオ作品なのかな?と思ったが、きちんと劇場公開された作品の模様(日本では未公開らしい)。たいした内容ではなかろうと考えていたがどうしてどうして、本作はかなり面白い。ジャケット画像が、ガチガチのシリアス戦争モノなイメージなので、身構えていたが、まったく違って、コメディだった。
#あ、レンタル屋では、戦争モノの棚にあるからね(カテゴリは戦争にしておく)。
コメディといっても、ハハハ!と、直接笑わせようという意図的な演出は一切ない。シチュエーションがおもしろいというだけであって、戦争冒険作品としてもかなり優秀。これは、シチュエーションコメディとして、もっと評価されるべき作品だと思う。
ただ、エニグマ“奪還”というけれど、奪還というのは取り戻すことである。ドイツの暗号機を盗むということが何で奪還なのかまったく意味不明。なんとなく語感だけで付けた邦題が、実に残念だ。ジャケット画像にせよ邦題にせよ、もしかして日本の配給会社は内容をマトモに観ていないんじゃないか?と思えるほど。でも、日本未公開作品なのに、しっかり吹き替え音声は付いてるんだよねぇ。不思議な作品だわ。
ただ、冒頭で主人公のオルークがせっかく盗み出したエニグマをイギリス軍に破壊されてしまうくだり。なぜか刑務所に入れられてしまうのだが、同じ連合国側で、きちんと身分も明かしているのに、そんあことあるかいな…と思ってしまうよね。興醒めする人はここでダメかもしれない。まあ、私はそれほど期待していなかった…というか、軍事モノだとおもっていたので、もしかしてコメディなのか?!?!という衝撃のほうが大きかった。
主人公オルークと書いたが、実はオルークはあまり主人公らしくない。あくまで外様のアメリカ軍人だし、全編を通して彼のスタンスや意思にあまり変化はない。恋愛ドラマの当事者ではあるけど、女ったらしなのははじめからだし。むしろ、ほかの参加者たちが、作戦を通して一皮向けていく感じ(ずっと、「ママー」っていってハートリーにくっついてくる女の子。別にストーリーにそれほど重要だとは思わないんだけど、無駄な緊張を緩和したり、ハートリーの変化に寄与している)。
オルークは実は主人公のように見せかけた狂言回しである。けっこう巧みな構成だと思う。
また、女装までさせて仰々しくはじめた作戦なのに、実は裏が…という展開。いやぁ、この作品、本当に侮れない質の良さだ。お薦め。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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