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公開年:1985年
公開国:アメリカ、イギリス、ノルウェー
時 間:125分
監 督:ヒュー・ハドソン
出 演:アル・パチーノ、ナスターシャ・キンスキー、ドナルド・サザーランド、ジョーン・プロウライト、デイヴ・キング、スティーヴン・バーコフ、ジョン・ウェルズ、アニー・レノックス、デクスター・フレッチャー、シド・オーウェン、リチャード・オブライエン、ポール・ブルック、フェリシティ・ディーン、ロビー・コルトレーン、グレアム・グリーン 他
ノミネート:【1985年/第6回ラジー賞】ワースト作品賞、ワースト主演男優賞(アル・パチーノ)、ワースト監督賞(ヒュー・ハドソン)、ワースト音楽賞(ジョン・コリリアーノ)
1776年。トムとその息子ネッドは、毛皮を売るためにニューヨークを訪れる。ニューヨークではイギリスからの独立の気運が高まっており、彼らはの船は独立軍に接収されてしまう。船の代金を求めて交渉していると、その最中にネッドが独立軍に入隊してしまい、仕方がなくトムも入隊し同行するハメに。その後、ルックリン郊外での戦闘のさ中、トムは、デイジーという裕福な商家の娘から施しを受ける。彼女は、独立派に心酔していており…というストーリー。
タイトルのレボリューションは、もちろん革命の意味。われわれはアメリカ独立“戦争”と呼ぶが、彼らは、アメリカ独立革命と呼ぶ。フランス革命と同様の自由を勝ち取った革命なのだ!と認識しているから。だから本作のタイトルはレボリューション。
アメリカ人にとって非常に重要な戦争でありながら、この戦争をテーマ扱った映画というのは多くない。本作と『パトリオット』ぐらいではないかな。南北戦争が舞台の映画はたくさんあるけどね。でも、本作を観て、何で映画として扱われることが少ないかが理解できる。それは、ドラマチックな事件もあまりないし、ヒーロー的な軍人もいないから。そして、結局、その勝利を得た重要なポイントは、他国フランスの支援があったということで、自分で勝ち取ったというカタルシスが皆無だから。
では、その薄い舞台を、ドラマ性で補えているか?というと、残念ながらできていない。何で裕福な家の娘がその身を危険にさらしてまで革命派に加担するのか、その理由は描かれていない。そして、そんなおぼこ娘が、くたびれて小汚い子持ちのオヤジの何が良くて恋に落ちるのか、さっぱりピンとこない。そして、最後は、ドラマチックを超えて単なるご都合主義としか思えない再会には、「何それ?」という思いしか湧いてこない。
ただ、同時のアメリカでの人々の様子や、戦争の仕方。ネイティブアメリカンとイギリスの関係など、社会科の資料的には、すごく興味深い作品だと思う。王政からの自由は勝ち取ったけれど、結局は別の支配者が現れる。いやいや、それでも自分で勝ち取った自由は尊いと彼らは思うわけである。アメリカ人の自由に対する基本的な考え方もよくわかると思う。
まあ、いずれにせよ、よほど世界史的な興味でもない限り、観る必要のない作品。大作然としているが、シナリオはポンコツだと思うので、お薦めしない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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