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公開年:2009年
公開国:イギリス、アメリカ
時 間:94分
監 督:ジャン=マルク・ヴァレ
出 演:エミリー・ブラント、ルパート・フレンド、ポール・ベタニー、ミランダ・リチャードソン、ジム・ブロードベント、トーマス・クレッチマン、マーク・ストロング、イェスパー・クリステンセン、ハリエット・ウォルター、ジュリアン・グローヴァー、マイケル・マロニー、ミケーラ・ブルックス 他
受 賞:【2009年/第82回アカデミー賞】衣装デザイン賞(サンディ・パウエル)
【2009年/第63回英国アカデミー賞】衣装デザイン賞(サンディ・パウエル)、メイクアップ&ヘアー賞(Jenny Shircore)
【2009年/第15回放送映画批評家協会賞】衣装デザイン賞(サンディ・パウエル)
コピー:18歳で即位し、英国を最強の国家に導いた若き女王。その愛と真実の物語。
この国と、あなたを守る。
19世紀イギリス。国王ウィリアム4世には子がなく、姪のヴィクトリアが筆頭の王位継承者であったため、母のケント公夫人は、彼女を厳しい監視下に置く。国王が病に倒れると、彼女を利用して権力を握ろうと、様々な人間が彼女に近づく。ベルギー国王レオポルドの命を受けてヴィクトリアに近づいたアルバートも、当初は夫の座を狙う一人に過ぎなかったが、純粋に彼女に心を奪われてしまった彼は、素直に自分の気持ちを打ち明け、彼女も心を開いていくのだった。そんな中、ついに国王が崩御し、ヴィクトリアはわずか18歳で女王に即位するのだが…というストーリー。
先に家族が観て、つまらなかったという感想だったので、期待していなかったのだが、何を言うか。なかなか面白かったじゃないか。
前半は、彼女を利用しようという人々と、それを押しのけて自ら運命を切り開こうとする丁々発止の様子が非常に面白い。エミリー・ブラントの顔立ちは、運命を自ら切り開く強さと、愛に生きる女らしさの両方を兼ね備えていて、ぴったりのキャスティングだと思う。ヴィクトリアという名に、名前負けしていない(その反動で、出てくる男どもはヤサ男ばかりなのかな)。
即位後の議会と王室のこじれ具合も面白く、民衆のバカさ加減もよく表現されている。しかし、それら諸々を経て且つ最長の在位期間だった彼女が、いかにしてイギリス史上“最も輝かしい時代”を築いたか…という点は、最後にナレーションで語られておしまい。さすがに、幸せに暮らしましたとさ…という終わり方は、史実なので仕方がないにせよ、やはり物足りないか。単なる理想や理念を超えてウマくやったはずなんだけど、うまくいきすぎてどうがんばってもドラマにはならなかったんだろうね。『エリザベス』や『ブーリン家の姉妹』の血生臭さやエグさはまったく無いので、そのノリを期待しちゃうと拍子抜けするのは仕方が無いか。
ヴィクトリア女王のことをあまり知らなかったせいもあると思うが、結構新鮮に観ることができた。軽くお薦めしておこう。
ところで、製作にスコセッシが名を連ねているのだが、この手の作品に関わるのって珍しくないかな。もしかして、今後、こういう作品を手がけようと思ってるとか?
#それにしても王室モノで美術賞とか衣装デザイン賞とか、このパターンは飽きたね。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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