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公開年:1984年
公開国:アメリカ
時 間:132分
監 督:ランドール・ウォレス
出 演:レオナルド・ディカプリオ、ジェレミー・アイアンズ、ジョン・マルコヴィッチ、ジェラール・ドパルデュー、ガブリエル・バーン、アンヌ・パリロー、ジュディット・ゴドレーシュ、エドワード・アタートン、ピーター・サースガード 他
受 賞:【1998年/第19回ラジー賞】ワースト・スクリーン・カップル賞(レオナルド・ディカプリオ)
コピー:この夏、あなたは2人のディカプリオを目撃する… 静と動 繊細と大胆 優しさと激しさ
今あなたは、2人のディカプリオを目撃する…
1662年、パリ。度重なる戦争によって民衆は飢えに苦しんでいたが、若き暴君ルイ14世は宴にうつつを抜かす日々で、暴動寸前だった。前王ルイ13世の親衛隊だったアラミス、ポルトス、アトスは既に引退していたが、ダルタニアンだけが銃士隊長としてルイ14世に仕えていた。ルイ14世は、宴で見かけたクリスティーヌに一目惚れ。しかし、クリスティーヌはアトスのひとり息子のラウルの恋人だった。ラウル銃士隊所属だったが、王はラウルを戦地の最前線に無理矢理に配置換えし、その結果戦死してしまう。息子を溺愛していたアトスは王に復讐を誓う。一方、敵対するイエスズ会に頭を悩ませた国王は、アラミスを呼び出し、イエスズ会の首魁を探すよう命じる。しかしその首魁こそアラミスであったのだ。アラミスはかつての盟友を集め、とある作戦に協力を求める。アトスとポルトスは受諾するが、ダルタニアンは拒否する。三銃士はバスティーユ牢獄に幽閉されている仮面の男を救い出すために潜入するのだったが…というストーリー。
個人的に、三銃士自体に、思いいれどころか馴染みがない(子供の頃に読んだことがない)。でも、ポルトスのお馬鹿キャラに、策士アラミス、偏屈だが情が深いアトスと知らない人にもキャラが良くわかる演出になっているのはさすがかと。成長した姿がいまいちピンとこないダルタニアンには、影の主人公としての役割が与えられる。ちょっとネタバレになってしまうが、“仮面の男”というタイトルは、ダブルミーニングになっていて、一応、ラストまで観ると、そのタイトルは納得できる(もっとネタバレになってしまうが)。
たしかに仮面の男がキーになっているお話なのだが、前半は、仮面の男の話がなくてもルイの悪逆非道っぷりがすばらしく、純粋な革命劇、復讐劇として十分に成り立ちそうなほど。でも、ルイ14世といえば“太陽王”といわれたほどの善王。歴史とは異なるのは明白なわけで、先の展開はバレバレですわな。チラチラと“仮面の男”がどこででてくるのかな…と頭をよぎるので、邪魔に思えるほど。むしろこのタイトルにしなければよかったのに…さえ。その辺の展開を先回りするだけの知識がない人には、逆に素直に楽しめる幸いが待っている。
ちょっと無駄なくだりだったな…と思うのはクリスティーヌ。息子の死に対する恨みの原因でさえあればよかったわけで、あんな 死に方をするだけならば、いらなかったかと…。母親の病気をなんとかしたいという理由があったにせよ、愛する人間が死んだ直後に王にあっさり陥落してしまったクソビッチにしか見えないわけで、死んだラウルはおろか、結婚を勧めたアトスが報われない。
根本的に、仮面の男のすり替わり劇のハラハラで盛り上がっている時に、ぎゃぁぎゃぁ喚かれるのも邪魔だった。物にされたあとにあっさりポイ捨てされて、恥じて死ぬという展開にして、120分くらいに編集してもよかったかなと思う。
(以下、完全にネタバレ)
ダルタニアンがルイとフィリップの父であることと、ダルタニアンが死んでしまうこと。両方ともなかなかの仕掛けなのだが、この二つの要素は盛りだくさんすぎな気がする。どちらかだけでよかったのではないだろうか。
#根本的に、勝手にダルタニアンを殺してしまうシナリオはもいかがなものかと思うが…。
結果的に、仮面の男が出てくるまででピークを迎え、あとはラストに向かって、じわじわとボルテージが下がっていくという印象なのが、ちょっと残念か。ハリウッド的なノリと、ヨーロッパの物語の雰囲気が、交通事故をおこしそうな部分もあったがなんとか持ち堪えている。結果的になかなか楽しめたのは事実。
#またもや、ラジー賞が意味不明。別にディカプリオの演技はひどいとは思えない。ネイティブの英語が判る人には、耐えられないような大根演技なのだろうか?判らんねぇ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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