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公開年:2009年
公開国:アメリカ、フランス
時 間:117分
監 督:ベルトラン・タヴェルニエ
出 演:トミー・リー・ジョーンズ、ジョン・グッドマン、ピーター・サースガード、メアリー・スティーンバージェン、ケリー・マクドナルド、ジャスティナ・マシャド、ネッド・ビーティ、ジェームズ・ギャモン、プルイット・テイラー・ヴィンス、レヴォン・ヘルム、バディ・ガイ、フリオ・セサール・セディージョ、ジョン・セイルズ 他
若い女性を狙った連続レイプ殺人事件を捜査していた保安官デイヴ。事件現場からの帰宅中に南北戦争の映画の撮影で現地を訪れていた俳優エルロッドと出会うが、彼は湿地帯で白骨死体を発見したとデイヴに告げる。現場を訪れ白骨死体の状況を見たデイヴは、若い頃の記憶が蘇らせる。その後も連続レイプ殺人事件の捜査を続けながら、並行して白骨死体の事件も探るデイヴだったが、エルロッドが出演している映画に投資している男が執拗な妨害をしてきて…というストーリー。
日本未公開作品なので期待はしていなかったが、内容がどうのこうのよりも、このDVDには、ものすごくヒドい点がある。それは吹き替え音声。
冒頭の語りの場面で、いきなり腰がくだける。学芸会か!って感じで、まともな声優が演じているのかどうか調べる気もおきないくらいヒドい。脇役もひどいのだが、主人公のトミー・リー・ジョーンズが顔を声が全然マッチしていない上に棒読み。残り30分くらいになってやっと慣れてくる(というか諦めがつく)レベル。
#まあ、逆に観てくれと言いたくなるわ。
ストーリー運びも結構ヒドい(おそらく原作はそこそこなんだろうが)。
とにかくシナリオの構成がよくない。まず、自分が子供の頃に見たとある殺人と、数十年たって保安官になって発生した事件が繋がるという点が都合が良すぎ。前半は、この無関係な事件を並行に追っていくのだが、観ている側としてはどう関係してくるのはさっぱりわからない上に、徐々にその関係性が狭まってきてハラハラ…とかいうことも無いので、焦点ボケまくりで飽きてくる。そして、展開自体もダラダラとしていて進まない。
途中で、南軍の将軍の亡霊みたいなのが現れるとか、デヴィッド・リンチみたいな演出を差し込んでみたり、いろんな謎解き要素が配置されている。連続レイプ殺人、大昔の黒人銃撃事件、有名だけどアル中の俳優、その恋人の女優、羽振りのより映画出資者、途中で参加してくる女性FBI、それにデイヴの養女…。パーツはたくさんあるんだけど、そのすべてが全然生きていない上に浅い。孤独な捜査を続け、様々な阻害要因と戦うオヤジの姿を見せるのはいいんだけど、肝心の事件を解く鍵は、その捜査の努力で見つかったわけじゃなく、ポっと唐突に出てきた写真なんだもんなぁ。散々配置した仕掛けを生かさない…という、そんなすスカしってアリ?
保釈したら、その犯人に娘をさらわれるとか、そんなグダグダな展開、普通誰もやらねえよ!結局、その事件自体も解決したようなしないような変な感じで、モヤモヤモヤ~。過去の事件と繋げることで、今も根強く残る差別思想みたいなものを、猟奇殺人事件を通じて表現したかったのかなぁ?なんて気もするけど、さっぱり伝わってこないんだよね。
誤射してしまったのを工作してごまかしちゃった主人公の行動を、観ている側はどういう感情で受け止めればいいのかわからん。最後の子供が見ていた本の写真はどういう意味なのかわからん。根本的に“エレクトリック・ミスト”って何を指しているのかわからん。わからんだらけの消化不良作品。観る価値なし。
#劇場未公開なのも頷けるけど、トミー・リー・ジョーンズの仕事の選ばなさにも、ちょっとあきれてくる。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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