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公開国:日本
時 間:134分
監 督:大友啓史
出 演:佐藤健、武井咲、吉川晃司、蒼井優、青木崇高、綾野剛、須藤元気、田中偉登、斎藤洋介、平田薫、永野芽郁、平山祐介、深水元基、本田大輔、岡本光太郎、矢柴俊博、阿南敦子、有福正志、落合モトキ、永堀剛敏、松嶋亮太、窪田正孝、宮川一朗太、徳永淳、原田裕章、光宣、高野漁、川鶴晃裕、内藤和也、渡辺菜月、河村愛子、松尾諭、奥田瑛二、江口洋介、香川照之 他
ノミネート:【2012年/第36回日本アカデミー賞】新人俳優賞(武井咲「愛と誠」「今日、恋をはじめます」に対しても)
コピー: かならず、帰る。
明治11年。東京で“人斬り抜刀斎”を名乗る男による無差別な人斬りが繰り返されていた。亡き父から継承した神谷道場を切り盛りする神谷薫は、抜刀斎と遭遇。無謀にも一人で立ち向かおうとするが、危ういところを通りすがりの男に助けられる。その男は、幕末に反幕府軍の暗殺者として活躍した人斬り抜刀斎本人で、今は緋村剣心と名乗り、“不殺の誓い”を立て流浪の旅を続け、人助けをしているのだった。東京に出没している“人斬り抜刀斎”の正体は、実業家・武田観柳の用心棒・鵜堂刃衛。観柳は新種の阿片で世界征服を目論む男で、その陰謀に剣心も巻き込まれていく…というストーリー。
ポスターを見た時は、蒼井優ひでーと思ったが、動いているのを観るとそれほど変じゃなかった。
原作の東京編をギュっと凝縮させている。なんとかまとめてはいるのだが、まだまだ削ぎ落とす必要があったようだ。話をなぞることに一生懸命になって、キャラクター一人一人の掘り下げが甘く感じる。
それぞれの心の中にある思い、恨み、悔しさ、怒り。体制が変わって、今まで命を賭けていた“価値観”が崩壊し、あれはいったい何だったのか…というやるせなさみたいなものが漂っていない。
特に左之助はいらなくないか?と思うほど薄っぺらい。屋敷に乗り込んだ時、観柳にガトリングガンで応戦されるシーンは剣心と左之助のコンビじゃないといけないと考えたんだろう。屋敷に乗り込むときも、全然左之助が頼もしく感じないのは、左之助とのエピソードが描かれていないから。こんなことなら、剣心と斎藤一のコンビに改めてもよかったと思う。江口洋介の斎藤一は感情出しすぎな気がするが、原作に愚直に寄せていく必要もないから、まあいいか。
#演じてる役者も佐藤浩市のものまねする芸人みたいな顔で、ピリっとしない。
もう一つ残念なのは、アクションの編集がコマ切れすぎな点。アクション監督をわざわざ設けたのにもったいない。というか、そういう編集をしないと観れたもんじゃないレベルだったのか。それに、ヨリのカットが多すぎで、アクションの流れが掴めない。アクションは結構なウリだったはずなのに勿体無い。
この手の作品はありがちな、妙なシーンがやっぱりある。
剣心が抜刀斎時代の回想シーン。斬った相手が「大事な人がいるから死ねない」って言いながら何度も起き上がってくる。そう思うなら寝てろ…と。海外の人がみたら、間違いなく珍奇に写るだろう。原作はどうあれ、この映画では失敗演出。
なんか実写で観ると、鵜堂刃衛の“心の一方”がまるで魔術で興ざめする。もっと、説得力をもたせる演出にはできなかったものか。
剣心の“不殺”の思いを、薫が理解していればこそ、また人斬りに戻らないように、声を出せたわけで、本作では、薫が人斬りに戻ってほしくないと、術が解けるほど強く思っているように感じられない。前フリが薄いのだ。
やひこのイントンネーションとか、佐藤健の台詞回し、ちょくちょくおかしいのは気になるが、まあとにかく似ている。他のキャストも同様に良く似ている。うん、よくがんばって似せたね。でも、映画は似ている姿を見せるのが目的じゃないからね。削る技術に欠ける脚本家たち。至らずな努力賞作品。
#香川照之が竹中直人化してるなぁ
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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