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image0927.png公開年:2004年
公開国:日本
時 間:119分
監 督:宮崎駿
出 演:倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏、我修院達也、神木隆之介、伊崎充則、大泉洋、大塚明夫、原田大二郎、加藤治子 他
受 賞:【2004年/第61回ヴェネチア国際映画祭】オゼッラ・ドゥオロ賞(スタジオジブリ)
【2005年/第72回NY批評家協会賞】アニメーション賞
【2005年/第31回LA批評家協会賞】音楽賞(久石譲)
コピー:ふたりが暮らした。

父の遺した帽子店を切り盛りする18歳の少女ソフィーは、戦争の気配漂う町で、見知らぬ青年に出会う。その青年は、町外れの動く城とともにやって来た魔法使いハウルだった。ソフィーは、噂とは違い優しいハイルに心を奪われる。しかし、その夜、彼女は、突如現れた荒野の魔女に呪いをかけられて90歳の老婆にされてしまう。呪いがかけられたことを喋ることも封じられていたため、ソフィーは家を出ることに。やがて人里離れた荒野に、ハウルが暮らす大きな動く城を発見し潜り込む。そこで、住み込みの掃除婦として働くことにするのだったが…というストーリー。

どうしても寝ちゃって、最後まできちんと観たことが無い作品。ソフィがハウルと出会って一旦別れるあたりで早々と寝ちゃう。もう、色んな人が指摘しているとは思うが、倍賞千恵子が若い子の声で興醒めするのだとどうひっくり返しえも老婆のの声にしか聞こえない。無理があるすぎる。その後は、階段のくだりで寝ちゃう。
それに、風呂場を掃除されて子供のように取り乱すハウルの演技。木村拓哉は力不足。一気に興醒め。

ソフィが老婆になった謎を解く方法、カルシファーが開放される方法、この二つの謎を徐々に解いていくのがおもしろいと思うのだが、前者はうやむやのまま若返り、後者は取って付けたように解決される。寝ている間は魔法が解けるという意味もわからない。そういう設定といわれればそれまでだが、別にストーリー上、重要とは思えない。その後、ハウルへの恋のバロメータが上がれば若返るっていう設定になってるんだし。

なんで、荒地の魔女のかけた魔法なのに、ソフィのハウルに対する恋のバロメータと若さがリンクするのか意味不明。つまり、荒地の魔女は、ハウルとソフィの恋の手助けをしたってこと?何で?そうすると心臓が手に入るから?いや、なんで心臓欲しいわけ?彼女の行動の目的がわからない。荒地の魔女とは一体何なのか描ききれていないってことなんだよね。

カルシファーと分裂した出来事が一体なんなのかもよくわからない。カルシファーはハウルの心?でもハウルに戻っても消滅しない。それどころか、前と同じように存在してるし。

ソフィの母親を使ったサリマンの策とかも、意味があったとは思えない。老婆の姿なのにすぐに娘と判別した母親。さすが実の家族…と思わせておいて、実はサリマンの策だったから…???実の家族よりも血は繋がっていなくても心が通っていれば家族だよ…ってこと?家族を前面に出すのなら、マルクルがなんでハウルの所にいるのか生い立ちを描くべきなのではないか。

おまけに、戦争と大イベントがこれら謎解きとリンクしていない。最後に突然王子が登場すると、サリマンは戦争を終結する気になる。もっともらしいけど意味は不明。

宮崎駿には、伝えたいことがあったのだろうがうまく表現できていない。伝わらないとわかったら、娯楽に徹するべきだったろう。この転換ができなくなったということは、宮崎駿のエンターテイナーの部分が老いたのだと思う。

食い物がうまそうとか、飛行船のデザインとか、ナウシカ時代の良さが滲み出ていたけど、このストーリーとはアンマッチだったかも。興行成績はやたらよかったらしいけど、これは“はだかの王様”だよ。わけわからん!ってみんな素直に声を上げたほうがいい。まともな物語の体裁をなしていないと思う。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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