忍者ブログ
[1049]  [1048]  [1047]  [1046]  [1045]  [1044]  [1043]  [1042]  [1041]  [1040]  [1039
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

image0616.png公開年:2005年
公開国:韓国
時 間:115分
監 督:パク・チャヌク
出 演:イ・ヨンエ、チェ・ミンシク、クォン・イェヨン、オ・ダルス、キム・シフ、イ・スンシン、キム・ブソン、ラ・ミラン、ソ・ヨンジュ、キム・ジング、コ・スヒ、キム・ビョンオク、ナム・イル、カン・ヘジョン、ユ・ジテ、ソン・ガンホ、シン・ハギュン 他
ノミネート:【2005年/第18回ヨーロッパ映画賞】インターナショナル[非ヨーロッパ作品賞]
コピー:最後の復讐が、一番哀しく、美しい。

クムジャは誘拐した幼児を殺害した罪で逮捕され、その美しい容姿からマスコミを賑わせた末、13年間服役することに。服役中は、常に笑顔を絶やさず、誰にでも献身的に接し“親切なクムジャさん”と呼ばれるほど。実は彼女は、幼児殺害はしていない。とある男と幼児の誘拐までは共謀したものの、殺害したのはその男。その男に彼女の娘が人質に取られ、罪を背負うよう脅迫されていたのだ。クムジャは娘との生活を奪った男への復讐を決意。出所後、服役中に恩を売った仲間のもとを訪れ、真犯人を追い詰めるための準備を着々と進めるのだったが…というストーリー。

『復讐者に憐れみを』『オースド・ボーイ』に続くパク・チャヌクの“復讐3部作”のラスト。一番、残酷描写はライトだと思う。女性が主人公のためか、直情的な怒りにまかせた暴力というのもあまりなく、前2作とは雰囲気が異なる。
最後の殺害シーンでも、じわじわと殺していくものの、実際にどこまで何をやったのかは描写していない。想像にお任せしますということなのかもしれないが、その辺りのぼやかし方を丁度いいと感じるか、ボケていると感じるか、印象が分かれるところではある。

前半は、彼女が行おうとしている“復讐”とは何なのか?彼女の行動の根源は何なのか?という、謎解き的な要素で展開する。しかし、DVDのあらすじとか作品紹介でその謎をすっかり明かしてしまっていて、はっきりいって潰されている感じがする。

独特なノリと勢いでごまかされてしまうのだが、冷静になって考えると、ちぐはぐというか首を傾げたくなる演出は多い。例えば、ナレーションをしているのが、なんで刑務所仲間の女なのか。どういう意味があるのか…とか。
子供が人質に取られているわけだから、まず娘の安否を確認できた上で“復讐”という流れになると思う。つまり、服役中に娘が養子に出されたことが確認できた後、復讐モードに入ることができるのだと思う。そのタイミングは何時だったのか?が、よくわからない。先に刑期を終えた人に探らせたからこそ、娘が養子に出されたことを知ることができたはずだから、数人を手なずけてから、本気の復讐モードになるはずだよね。その順番がすっきりわからない。
色々、策を弄しているのはわかるのだが、あの男を拉致するために、囚人仲間と結婚させることが必須なのかもわからない。
なんで、あの北朝鮮ババアが持っていた設計書の銃じゃないといけないのか。銃に無駄な飾りをつけてなんとなく美学があるような演出をしてはいるが、どういう意図があるのかわからない…とか。

クムジャさんが計画していた内容に、彼が他にも手をかけていた…という流れで、作品の趣が変わってしまう。ある意味、リベンジャーではなく、被害者の親たちにとっては天使になる。思いもかけず、出所後に脱ぎ去った“親切なクムジャさん”という仮面を再び被ることになる。その反面、クムジャさんは自分の復讐をすることができたのか。確かに殺すことはできたが、彼女の心が平穏を得られることはなかった。
もしこれが「人を呪わば穴二つ」ということを言っているのか、人間なんて元々汚いもの…ということを言いたいのか、監督の意図が伝わってこないのが、本作はいまいち評価されない点なのかな…と。

刑法による罰は国家が社会維持のために行うものであって、被害者の復讐の代行では決して無い(日本の刑事裁判でちょっと勘違いしている人がいるが、刑事裁判は被害者やその遺族を満足させるために行っているものではない)。復讐の代行は民事裁判による金銭による賠償で行うというのが、ルールである。しかし、それで満足できない場合。仮に自分が新たな犯罪者になっても構わないので復讐したいというなら、やってもいいんじゃないか?という、割り切ったアプローチなら、それはそれでおもしろいと思う。ただ、重ねて言うが、その意図がはっきり伝わってこないのが痛い。

話は変わってしまうが、この作品を観ていると、自分が日本に生まれたことをなぜか感謝したくなる。別に日本が特段法治国家として優れているとは思わないが、大量のマスコミが押し寄せるなか、現場検証が行われるとか、裁判の量刑の方法とか、簡単に海外に養子に出せる制度とか、もう韓国に生まれなくてよかった…とすら思う。劇中の街並みの汚さを観ても、そう思えてくる。

色々文句をいったが、個人的には結構好きな作品。この押さえ気味の感じが、他の韓国映画にはない味わいになっていると思う。
#韓国人はDr.スランプを日本のアニメだと認識できているのだろうか…。

 

拍手[0回]

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
プロフィール
HN:
クボタカユキ
性別:
男性
趣味:
映画(DVD)鑑賞・特撮フィギュア(食玩/ガシャポン)集め
自己紹介:
一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
リンク
カウンター
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
最新コメント
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[06/03 離脱ラバ]
[04/28 ETCマンツーマン英会話]
[10/07 絶太]
最新トラックバック
Copyright © 2009-2014 クボタカユキ All rights reserved.
忍者ブログ [PR]