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公開年:1991年
公開国:日本
時 間:120分
監 督:岡本喜八
出 演:北林谷栄、風間トオル、内田勝康、西川弘志、緒形拳、神山繁、柳川国二郎、水野久美、岸部一徳、田村奈巳、松永麗子、岡本真実、奥村公延、天本英世、本田博太郎、竜雷太、嶋田久作、常田富士男、橋本功、樹木希林、松澤一之、藤木悠、上田耕一、中谷一郎、山本廉、大木正司、山藤章二、景山民夫、寺田農 他
受 賞:【1991年/第15回日本アカデミー賞】主演女優賞(北林谷栄)、監督賞(岡本喜八)、脚本賞(岡本喜八)、編集賞(鈴木晄、川島章正)
3人組の若者に誘拐された大富豪の老女が、それを逆手に若者たちを手玉にとって事件に関わる人々を翻弄するというストーリー。
まず、プロットが非常に面白い(原作の力によるところが大きいとは思う)。犯罪トリックとして細かいところを凝視すれば破綻している部分はいくつでも見つかるだろうが、すべて刀自のキャラクターで丸く収まりOKである。
最後に、戦時下に亡くなった子供達と結びつけたところや、緒形拳による謎解きでの、カットを数秒挟むだけで理解させるスマートな編集など、感心する箇所も多数。
風間トオルや西川きよしの息子の演技の拙さといったらないのだが、穿った見方かもしれないが、それでも許される役回りに配して、逆にに利用しているところがうまい(その分、がっちりと名優が固めているしね)。
お亡くなりになっている演者が多数で、さすがに18年も前の作品と感じさせるが、それはやむなし。また、冒頭とラストで使用されている、音楽・楽曲のダサさと邪魔臭さだけは気になるところ。許されるならば、音楽だけ差し替えてほしいものだが、故人であるし不可能か。それ以外は、今、観てもまったく古さを感じない名作。再編集版として特別公開したり再編集版DVDを発売しても、全然ペイできる気がする(緒方拳がお亡くなりになったときがチャンスだったかもね)。
まだ未見の人ならば、だまされたと思って観てほしい。絶対楽しめるはず。その後の日本のコメディ映画に、ここまでのクオリティのものはなかかなか無いと思う。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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