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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:167分
監 督:デヴィッド・フィンチャー
出 演:ブラッド・ピット、ケイト・ブランシェット、ティルダ・スウィントン、ジェイソン・フレミング、イライアス・コティーズ、ジュリア・オーモンド、エル・ファニング、タラジ・P・ヘンソン、フォーン・A・チェンバーズ、ジョーアンナ・セイラー、マハーシャラルハズバズ・アリ、ジャレッド・ハリス、デヴィッド・ジェンセン、テッド・マンソン、トム・エヴェレット、フィリス・サマーヴィル、ドン・クリーチ、ジョシュア・デローシュ、リッチモンド・アークエット、ジョシュ・スチュワート、イリア・ヴォロック、ジョエル・ビソネット、チャールズ・ヘンリー・ワイソン 他
受 賞:【2008年/第81回アカデミー賞】美術賞(Victor J. Zolfo、ドナルド・グレアム・バート)、メイクアップ賞(Greg Cannom)、視覚効果賞(Steve Preeg、Craig Barron、Eric Barba、Burt Dalton)
【2008年/第62回英国アカデミー賞】美術賞(ドナルド・グレアム・バート、Victor J. Zolfo)、メイクアップ&ヘアー賞、特殊視覚効果賞(Eric Barba、Craig Barron、Edson Williams、Nathan McGuinness
80歳の老体で生まれ、歳を取るごとに若返っていく男の波瀾且つ儚い人生を、第一次大戦後から21世紀初頭に渡る現代史を背景に綴るストーリー。
まず、15秒のCMで紹介された内容で、おおまかなプロットはすべて語りつくされている。それ以上にロードムービーとして何を見せてくれるか。私の愛する『ファイト・クラブ』の監督である。タダでは終りはしないだろう。
受賞歴を見ればお分かりと思うが、視覚効果の技術には目を見張るものがある。CG全盛の現在であっても、一体どうやって撮っているのか、驚かされる。ここまでのクオリティを見せられると、もう表現できない映像はないのではないかと思わせてくれる。幼少期などは、おそらく顔と体を別々に撮って合成しているのだろうが、まったく違和感無し。すばらしい技術だ。セルビデオには、特典映像としてメイキングなどが付いているのかもしれないが、残念ながら今回はレンタル版なので無し。ちょっと見てみたい。
本作のケイト・ブランシェットはものすごく美しい。若い時期はどう表現しているのか。メイクだけでここまで若くできているのか(“特殊”メイクの領域?)。老いを重ねるデイジーも自然だし、死の床の特殊メイクも彼女と気付かないくらいのデキ。
それに対してストーリー面。なにやら、展開のしかたがフォレスト・ガンプに似ているなぁと思ったら、脚本がエリック・ロスで一緒だった(ヒロインのキャラクターも似ている)。老人が日記を読んだ(読んでもらった)かんじで、ストーリーを進める手法は、ちと古臭いか。まあ、ちょっと長いんだけど、飽きずには観れたのは、彼の力量のおかげ(としておこう)。
ベンジャミンは、デイジーと交差する年齢を通じて、「生きること」が何かを深く考えていくわけだが、さほど目新しい視点ではない。だって、最後に火の鳥が出てきて、あなたはこういう罪を犯したので、こうなっているのですよ…って、言いそうな感じなんだもの。
ドキドキでもワクワクでもいいんだけど、寝そべって観ていたら思わず身をおこしちゃうような演出が、デビット・フィンチャー作品にはあったんだけどね(“うまさ”を超えた何かが)。私の好きなデビット・フィンチャーは、もういないのかな(ゾディアックもピンとこなかったしなぁ)。凡作とはいわないが、傑作にはほど遠いだろう。やはり、仕掛けの使い尽くされた感が如何ともし難い。私は特にお薦めはしない。観るものがなければ観てください程度かな。
余談。BUTTONはボタンだと思うんだが、なんでバトンでなくてはいけないのか?なにか“ボタン”にすごく意味があるような気がするのだけれど。そのほか、ちょくちょく出てくるハチドリの表す意味がよく判らない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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