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公開年:2010年
公開国:日本
時 間:93分
監 督:渡辺琢
出 演:黒沢かずこ、渋江譲二、光浦靖子、大久保佳代子、椿鬼奴、やべきょうすけ、村上知子、大島美幸、庄司智春、田中圭、秋野暢子 他
コピー:笑いにできない恋もある。
お笑いトリオ森三中の黒沢かずこは、他メンバが結婚しているなか、一人だけ独身。ある日、大島夫妻主催のパーティに参加すると、イケメン俳優の渋江が声を掛けてくる。黒沢のファンだという渋江に、黒沢は舞い上がってしまうが、やはり自分など相手にされるはずもないと思い消極的になる黒沢。しかし、渋江のアプローチは続き、2人の仲は徐々に深まっていき…というストーリー。
別にネタバレしてもどうってことない作品だと思うけど、一応注意しておこう。
ドッキリのてんどんは、観客の7割が予測しただろうが、もう、それしかやりようがない。マジな展開だと考えると、さすがに記憶喪失以降のくだりは陳腐すぎるし。はじめのドッキリもそうだけど、展開が読めるだけに、ドッキリまでのくだりが長すぎて、さすがに飽きる。実質65分くらいの内容しかないのだ。
正直、観るのを何回も辞めてるんだが、ブログに書くことが無くなるから、最後まで付き合った感じ。大久保さんと奴さんのくだりのように、その他の原因の恋愛あるあるを厚くするとか、そうしないと厳しいわ。そこは、製作陣の努力不足というかやっつけ仕事というか…、あまり褒められたもんじゃないね。
薄い内容なので、これ以上言及する気はないのだが、1点だけ。この作品は、実は名作になった可能性がある。
あとからエンドロールでネタバラシみたいな流れになるけれど、『シックスセンス』や『ファイトクラブ』のようにもう一度見返したら、「おお!そういうことか!」という映画にできたから。どういうことかというと、本作の映像すべて、隠しカメラの映像にすればよかったのだ。
女芸人が集まってるバーのシーンも部屋の掃除のシーンも、すべて。だから、黒沢さん目線とか黒沢さんの心の声とか一切排除してね。これをやったら、カルトムービー化したかもしれない。
#まあ、TVドラマの映画化とか、TV局主導の映画ばっかりつくってるプロデューサが、何人も雁首そろえてるような作品だかからなぁ。期待するほうがアホなのか。
どういう層に観てもらいたいのか、定まっていない…という印象もあるし、演出も中途半端だし。キャストは“実在”で貫くべきだよね。そこは秋野暢子じゃないよね。ブレブレじゃん。さすがに田中圭はないだろ?キチンと作ろうよ…と飽きれる部分が多々。レンタル料金50円なら、許せるレベル。
#『ハンサム☆スーツ』のときもそうだったが、映画全体がポンコツでも、大島さんはそこそこデキる子なんだな…と思う。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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