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image1849.png公開年:2004年
公開国:アメリカ
時 間:98分
監 督:マイケル・レンベック
出 演:ニア・ヴァルダロス、トニ・コレット、デヴィッド・ドゥカヴニー、スティーヴン・スピネラ、ダッシュ・ミホク、アレック・マパ、デビー・レイノルズ、イアン・ゴメス、ニック・サンドウ 他
コピー:キラキラしてる?




幼なじみのコニーとカーラは、子供のころからスターを夢見て、歌と踊りを続けてきた。しかし、芽が出ることはなく、今は空港にあるカフェテリアで、通りすがりの客相手に歌う程度の日々を送っている。そんなある日、知り合いがギャングに殺される場面に遭遇してしまい、口封じのためにギャングに追われる身となってしまった。逃亡先はロサンジェルス。とりあえず生活の糧を得るために仕事に就こうとするがうまくいかず、途方に暮れている時に、ゲイ専門のナイトクラブのパフォーマー募集の貼り紙を発見。ゲイに化けていればギャングから身を隠すこともできて一石二鳥ということで、オーディションを受けてみるとあっさり合格。それどころか二人のパフォーマンスは評判となり、クラブは連日満員となるのだったが…というストーリー。

ん~、実は『テルマ&ルイーズ』を借りるつもりだったのに、何を勘違いしたのか本作を借りてしまった…。

『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』で脚本&主演だったニア・ヴァルダロスが、同じく脚本・主演の作品。才能のある人なんだと思うけど、どうも釈然としない。

まず、これって『天使にラブ・ソングを…』とまるっきり同じプロットなんだよね。ギャングの殺人を見てしまって逃亡。全然違う姿で潜伏するけど、そこで持ち前の能力を発揮して人気者になっちゃうって。
違うのは二人組みってことなんだけど、そっちはドラァグクイーン映画の金字塔『プリシラ』が頭をよぎる。DVDジャケットもそっちに近いしなぁ。
合成パクリっていわれても、否定できないと思うんだけど。

『マイ・ビッグ・ファット・ウェディング』もそうだったんだけど、なんか三谷幸喜の作品を観てる時と同じ感じで、いまいち腹の底から笑えない感じ。笑いのセンスが違うってことは、人としての基盤レベルで違うってことだからねぇ。この差はなかなかうめられない。本作をおもしろいという人はけっこういるんだけど、私は一箇所たりともクスリともできなかった。
いくら声を低くしたからって、体つきはどうひっくり返しても女性にしか見えない。トニ・コレットは、ファラオの呪いみたいな外見だけど、それでも、女性は女性なんだわ。大金かけて全改造終わっている…っていう設定とか、もうすこしそれなりに説明してくれないと…。そういう杜撰さも笑えない理由かもしれない。
ラスト、自分を殺しに来るマフィアに居場所がばれちゃった!ってなったその後、『天使にラブ・ソングを…』と比較するとやっぱり陳腐に感じると思う。

ゲイの優しさとか心のキャパの広さとか、そういうものに乗っかっちゃって、杜撰な部分をごまかしているだけだと思う。かといって、同性愛者のシビアな心模様とかそういう部分も描ききれておらず、全方向で甘いと感じる。コメディだからこそ、細かいところをいい加減に処理してはいけないと私は思うんだけど。

別に駄作というわけじゃないんだけど、これを観る時間があるなら、『天使にラブ・ソングを…』と『プリシラ』を再度観たほうが、有意義な時間を過ごせると思う。

#今から、『テルマ&ルイーズ』借りにいくわ…

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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