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公開年:2008年
公開国:日本
時 間:121分
監 督:タナダユキ
出 演:蒼井優、森山未來、ピエール瀧、竹財輝之助、齋藤隆成、笹野高史、嶋田久作、モロ師岡、石田太郎、キムラ緑子、矢島健一、斎藤歩、堀部圭亮、平岩紙、江口のりこ、悠城早矢、弓削智久、佐々木すみ江 他
コピー:百万円貯まったら、この家を出て行きます。
短大を卒業したが就職できずにバイト生活を送る21歳の佐藤鈴子。バイト仲間とのルームシェアにまつわるトラブルから警察沙汰になってしまい、最終的に罰金刑と受けてしまう。一旦実家に戻ったものの居場所がなく、「百万円貯まったら一人で生きていく」と宣言。複数のバイトの末に家を出て、その後も見知らぬ土地で同じようなバイト生活を繰り返していく鈴子だった…というストーリー。
実は、冒頭の20分で、6回観るのを中断した。
なし崩しで3人でルームシェアするくだりが、つまらない展開でうんざりしてアウト。
いざ暮らし始めると男だけで…って展開がくだらなくてアウト。
猫を拾って、捨てられるくだりが、回りくどくてアウト。
警察の取調べの刑事のセリフも演技も言っている内容もくだらなくて、さらに、大して演出上の効果もないのに、蒼井優に「やっときゃよかった」って言わせる演出が、寒気がしてアウト(結局、キャラ付けとしても生きていない)。
そして、初犯で民事的にも大した被害がないのに、立件されて実刑になるリアリティのなさにアウト。
絶対、なにか光るものがある!と感じてレンタルしてるのに、何なの、この冒頭20分の仕打ちは。もっとすっきりさらっと転落しなさいよ。別に転落する様子を見せたいわけじゃないんでしょ?タイトルのとおり“百万円”に早く流し込みたいんでしょ?もうグダグダグダグダと。伏線なんだかそうでないんだかよくわからない無駄なセットアップが多い。実に損。
ところが、本題の流浪のバイト生活に展開したあとはうって変わっておもしろい。この内容なら20歳代後半から30歳代前半の女性は、かなりシンパシーを感じてうらやましく感じた人が多いと思うよ。ちゃぶ台のひっくり返し方(要するに辞め時)が、意外とスカっと共感できる。
#原作の力なのかなぁ…
もう少し短いサイクルにして、もう一つバイト先をいれても良かったんじゃない?あの冒頭のグダグダをシェイプしてさ。そうすりゃもっとすんなりと入れただろうに。
終盤は、恋愛の流れと、弟の流れの二本を徐々にからめていくという、シナリオのセオリーをはずしていない点が好感が持てる。弟の手紙で、自分の逃げっぷりがよくないことを痛感したからって、じゃあ逃げるのをやめる!ってならずに、とりあえず今までどおり逃げるのもいい感じ。
しかし、残念ながら、最後に馬脚を出しちゃった。
お金を用意する時間があったってことは、辞めるってわかってからある程度時間があったわけでしょ。
普通なら、そこで、実は越えないように…って告白するでしょ。
もしくは、大枚を耳を揃えてすぐに返却できた時点で、もしかして…って思うでしょ。
当然、観ている側も気付くでしょ。読めたらちょっと興醒めするでしょ。
あぁ、説教しちゃたよ。
それになんか端はしで、蒼井優にボソっと決めセリフ的なことを言わせてるけど、全然効いてないよ。だから“苦虫”がなんだかピンとこないのよ。
ブラッシュアップ!捨てられるところは捨てないと!こんなことじゃ、TVドラマの仕事はきても映画の仕事はこなくなっちゃうよ(余計なお世話か…)。
#桃を皮ごと喰うほど、農家になじんでたかねぇ…。そういう演出があったようには見えないけど。やっぱりこの監督、描写が甘くないかねぇ。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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