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公開年:1979年
公開国:アメリカ
時 間:134分
監 督:マーク・ライデル
出 演:ベット・ミドラー、アラン・ベイツ、フレデリック・フォレスト、ハリー・ディーン・スタントン、バリー・プリマス、デヴィッド・キース、ドリス・ロバーツ、ルディ・ボンド、ジェームズ・キーン 他
受 賞:【1979年/第37回ゴールデン・グローブ】女優賞[コメディ/ミュージカル](ベット・ミドラー)、歌曲賞(アマンダ・マクブルーム:作詞/作曲 The Rose)、新人女優賞(ベット・ミドラー)
ベット・ミドラーがジャニス・ジョプリンをモデルにした絶叫歌手ローズを演じた作品。ロック・スターになる夢を叶えながらも、愛とビジネスに翻弄され、しだいに麻薬に溺れていく…。
とはいえ、私はジャニス・ジョプリンのことをほとんど知らない。正直に言おう。何を楽しめばいいのか、私には見つけることができなかった。女が生きていくことの難しさとか、廻りに人はいても孤独感に押しつぶされそうな感覚とか、もしかするとそういう部分に共感させたいのかもしれないけど、私には無理だった。
いいとか悪いとかそういう次元ではないのかもしれない。時代だ。60年代後半~70年代にかけての、その時代にいる人にしかわからない何かがあるのだ。今の人にはわからない何かが。
ベッド・ミドラーが演じるローズは、吐き気を感じるくらいかなり気色が悪い。意図して演じているのならすごいことだが、観続けるのが非常につらいくらいだった。ストーリーも冗長で、グダグダと口喧嘩が続く。ただただ退廃的。なんとか終盤あたりで収束に向かってくれたのが救いか。ラストもありがち。ジャニス・ジョプリンが薬物の多量摂取で死んだことを知っていれば、まあ、冒頭のシーンは死んだ後なんだろうな…と容易に気付く。
ただ、とにかくライブシーンは迫力があり、その歌唱は、このジャンルの曲が好きではない人でも、聞き入ることができることだろう。良いと思ったのはここだけかな。
作品の内容以外で、興味深かったのは、古い映画のDVDではよくあることなのだが、日本語吹き替えの音声が、ところどころ英語音声になるのこと。これは、日本語吹き替え音声として、TV放映用に収録したものを使っているからである。ようするに放映でカットされている部分が英語音声になるのだ。何が興味深かったかというと、本作のカット部分がものすごく多いのだ。ヘタすると30%以上カットされているのではなかろうか(ライブ部分は吹き替えじゃないので、余計そう感じてしまう)。さきほど冗長だといったように、主筋には関係ないシーンが長々とあるので、丸々カットされている部分がけっこうある。もしかすると、カット版なら、すっきりして楽しめるのかもしれない。DVD特典として付けてみてはどうだろう。
これで観ていない人も、なんとなく感じがつかめたかと思うが、やはり本作を楽しめる人は少ないと思う。私はお薦めしない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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