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image1526.png公開年:2009年 
公開国:イギリス
時 間:97分
監 督:ダンカン・ジョーンズ
出 演:サム・ロックウェル、ドミニク・マケリゴット、カヤ・スコデラーリオ、ベネディクト・ウォン、マット・ベリー、マルコム・スチュワート、ケヴィン・スペイシー 他
受 賞:【2009年/第63回英国アカデミー賞】新人賞(ダンカン・ジョーンズ)
コピー:契約期間:3年 赴任地:月 労働人数:1人
このミッションは何か、おかしい。


近未来の地球では、エネルギーが枯渇するも、月に新たな燃料(ヘリウム3)が存在することがわかり、それを採掘し利用している。宇宙飛行士のサムは燃料採掘会社ルナ産業と3年の労働契約を結び、人工知能を搭載したロボットを相棒に、採掘から輸送までをたった独りで行う。地球への帰還が迫ってきたある日、唯一の慰めだった妻との通信が、衛星事故で不能になってしまい、孤独に耐える日々が続いていた。そして、任期も残り2週間となった時に、作業中に事故を起こして気を失ってしまい、診療室で目覚めると、そこに自分と瓜二つの人間がいることに気付くのだった…というストーリー。

実は、『ザ・ムーン』や『人類、月に立つ』のようなドキュメント系と勘違いして借りてしまった。もちろん単なるSFである。

詳細を書きすぎると観も蓋も無いので避けたいところではあるが、書かないわけにもいかないので遠まわしに書こう。私の印象は、鉄腕アトムの“イワンのばかの巻”と火の鳥の生命編を混ぜたようなハナシって感じ(出てくるロボットの行動はロビタそのものだしね)。
火の鳥ルナ編を前後編でお送りします…って感じなら、まあ許せるけれど、2009年にもなってこんな古典的な直球SFの映画が作られるとは、ある意味驚きを覚えるほど。

ラスト近くになって、火の鳥が登場。
男「私はなんでこんな目にあうのですか」
鳥「あなたは前世でこれこれこういう罪を犯したのです。よってあなたは永遠に死ぬことなく世界を、いや地球を見続けるのです」
男「そんなのはイヤだ!妻にも子にも会うことができない!生きる意味はない。私はどうやったら死ねるのですか!」
鳥「それは大いなる宇宙の意思のみが知ること」
男「あなたは神ではないのですか?!」
鳥「生きなさい、サム…、生き続けるのです…」
って、そんなラストがお似合いな映画である。だから、ラストの「あのクローンとかいってるやつは、とっつかまえちまえ!」みたいな、ウィットもひねりもないセリフにはうんざりしてしまった。まあ、ルナ社が韓国系企業だってのは、ちょっと笑えるけど(今のリチウム確保に必死な様を考えると、わからなくもないものね)。

でも、結果としては駄作ということかな。直球だけど棒球なので、その球じゃドラフトにはかからないよね…って、そんな感じ。お薦めしない。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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