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公開年:1994年
公開国:中国
時 間:131分
監 督:チャン・イーモウ
出 演:グォ・ヨウ、コン・リー、ニウ・ベン、クオ・タオ、ジアン・ウー、ニー・ターホン、リウ・ティエンチー 他
受 賞:【1994年/第47回カンヌ国際映画祭】審査員特別グランプリ(チャン・イーモウ)、男優賞(グォ・ヨウ)
【1994年/第48回英国アカデミー賞】外国語映画賞
コピー:昨日より今日、今日より明日 きっときっといいことがある。
1940年代の中国。資産家の息子である福貴は、毎晩、賭博に明け暮れて全財産を失ってしまう。身重の妻・家珍は愛想をつかして実家へ戻ってしまい、さらに父はショックで死んでしまう。半年後、妻が生まれた長男をつれて戻ってきたのを機に、心を入れ替えて一家を支えるとを決め、得意の影絵の巡業を始める。ところが、興行の最中に国民党と共産党の内戦に巻き込まれ従軍を強いられてしまい、家族のもとに戻ってきたのは、内戦が共産党の勝利に終わった後だった…というストーリー。
カンヌで評価された作品とは、いまいち相性がよくないことが多いのだが、本作に関しては、その評価に激しく同意。ちょっとした名作に出会ってしまった感じがする。日本のコピーは、なにか“いい話”的なファミリー感を出そうとしているようだが、そういう映画ではない。家族の長年の様子を通して、激動の中国を表現しているのだ。非常に丁寧な作りで且つピタっとうまくハマっている。
ポイントは子供を失うタイミングで、中国も何かを失っている点だろうか。毛沢東の政策で鉄を供出させるなど様々な愚作を繰り返したわけだが、そんな家庭にある鉄を溶かしたって、使えるような鉄になるわけもなく、畑を耕す鍬すら木製になるというバカさ加減。あれで中国は多くの富を失った。
紅衛兵が華やかりしころは、ちょっとヒエラルキーの上にいるというだけで、知識人を反革命的だといって潰していき、経験が伴わない上っ面の知識だけで世が成り立つという勘違い人間ばかりが残った。あれで、中国は文化と学識を失った。
そしてラストでは、もうヒヨコが大きくなって牛になっても、その後は共産党員になるとは言わないのである。そして現在、あの子供のさらに子供が“小皇帝”となり自動車や飛行機に乗っているわけだ。
#そのくらいの控えめな批判しかゆるされない中国が、また気持ち悪いけどね(でも、しっかり伝わってきたけどね)。
グォ・ヨウ演じる父親がダメ人間なおかげで、色々流転するハメになるのだが、シリアスな展開にも関わらず彼の演技のおかげで、微かながら童話のような臭いが漂ういい感じに仕上がっていると思う。
DVDのパッケージが、ちょっぴり野暮ったくて食指が動かなかった人もいると思うが、本当によくできているので、お薦めする。
#福貴の賭博仲間を演じた俳優が、なんとなく劉暁波に似ていて、資本主義的ということで殺されるのも、なにか象徴的な気が…
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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