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公開年:2008年
公開国:日本、台湾
時 間:102分
監 督:ワン・イェミン
出 演:香川照之、戸田恵梨香、ヴィック・チョウ、チャン・チュンニン、細田よしひこ、ほんこん、藤田陽子、エリック・ツァン 他
コピー:幸せになれる幻のお茶を求めて京都から台湾へ──。茶に心を奪われた人々の物語──。
京都の老舗茶屋“八木茶舗”の主人・八木圭は、数年前に愛する妻を亡くしてしまい、それを八木一族に代々伝わる“黒金茶の呪い”と信じ込んでしまう。それ以来お茶に関わることを頑なに拒み、店も休業してしまう。一方、そんな父の様子を不快に思う一人娘の美希子は、父に隠れて茶について勉強を重ね、古代中国で行われた“雄黒金茶”と“雌黒金茶”との闘茶に八木家の祖先が深く関わっていたことを知る。昔の父の姿を取り戻すため、呪いの謎を解き明かそうと、美希子は単身台湾へと向かうのだったが…というストーリー。
邦画3連チャンで申し訳ない。
冒頭のアニメのデキが素晴らしく、このアニメをこのままずっと見続けていたいと思うほど。ああ、実写になっちゃなぁ…とがっかりしかけたところで、京都の風景カットの素晴らしいこと素晴らしいこと。おそらく台湾のカメラマンの仕事だと思うが、日本人には気づかない日本の素晴らしさを見事に切り取ってくれた映像。ハッとするようなエキゾチックジャパンに、目を奪われてしまった。本当にカメラや照明の技術は、中国や韓国のスタッフにはかなわない。日本の技術者には倣ってもらいたいと切に思う。
しかし、良いのはここまで。
タイトルからわかるように、飲食物についてのバトルものである。しかし、根本的に“茶”というものはリラックスするもので、それを闘いという形で扱うには、よほどの説得力のあるく設定が必要である。事実か否かは別にして、日本と台湾の“茶道”というものがどういうもので、どういう茶器や所作があって、それらはどういう意味があって、歴史が云々…と、それこそサブカルチャー的な部分をどんどん積み上げていって、観ている人を引き込んでももらわないとこまるわけである。
こういうのは、脚本家自身がテーマに深い興味があるとか、そうでなくても、しっかり勉強するとかしてもらわないとどうにもならない。半ばフィクションなんだから、適当でいいのよなんて気持ちが、見ている側に伝わってくるようでは、話にならない。
そして、メインであるはずのバトルは何の盛り上がりもなく誤魔化されたように終わり、まったく感動もカタルシスも無く。この、一番肝心な脚本は日本人の仕事である。閉口。ちゃんとしようよ。台湾スタッフに申し訳がたたないよ。
香川照之をもってしても救えなかったという、ある意味救いようのないない作品。もちろんお薦めはしない。戸田恵梨香ファンだとしても、なんかイケメンにほいほいくっついていくいけ好かない役なので、気分悪いと思うので、観なくていいと思う。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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