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公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:92分
監 督:エリック・ブレヴィグ
出 演:ブレンダン・フレイザー、ジョシュ・ハッチャーソン、アニタ・ブリエム、セス・マイヤーズ、ジャン・ミシェル・パレ、ジェーン・ウィーラー、フランク・フォンテイン 他
トレバーは、10年前に行方不明となった兄の遺志を継ぎ、地質構造学教授として地球内部に関する研究を行っている。ある日、兄の息子ショーンを預かることになったトレバーは、ショーンの愛読書『地底旅行』の中に、兄が書き記したメモを発見。それが兄の失踪と関連があると考え、調査のためにショーンと共にアイスランドへと向かう。そして、現地の山岳ガイドのハンナを雇い、『地底旅行』に“地球の中心に繋がる入口がある”と書かれているスネフェルス山へ向かうのだが…というストーリー。
『キャプテンEO』の監督なので、ディズニーランドと関係があるのかと思い込んでいたが、ギャガ配給でディズニーとは関係無かった。でも、本作を観たら、久々にディズニー・リゾートに行きたい気分になってしまったよ(とはいえ、家族がジェットコースター系が嫌いなので、シーのアトラクションのセンター・オブ・ジ・アースは乗ったことがなんだけどね…)。
公開時は3D映画として、ちょっと高めの価格設定だったけど、DVDはもちろん2D。よく赤と青のめがねをかけてみるタイプならDVDでもあるんだけど、本作は特殊な3D用の偏光メガネだと思うので、家庭のモニタでは実現不可能(だろう)。おそらく、魚や蝶なんかが飛び出して見えたんだろうと思う。
残念ながら映画単体としては三流のデキで、3Dによる見世物小屋的要素があって、はじめて二流映画になる…ってレベルなのは残念なところ。ほんとうに、ストーリーやアクション要素にひねりや工夫がなくって…。
まあ、こういうレベルなのはわかっていたんだが、あえて観た理由は『アバター』大はやりだから。キャメロン監督は、今後3D映画以外は撮らないくらいのことを言っているみたいだけど、私は、そんなに3Dは楽しいか?という疑問を持っている。かつて、無声からトーキーに、白黒からカラーに…と、技術向上による革命はあった。そして、そのたびに、新しい技術に対する的外れな批判があった(味がないとかね)。私も昨今の3Dによる技術革命に対して、過去のみっともない批判と同じ轍を踏みたくは無いのだが、3Dに関してだけは否定的である。少なくとも、映画の主流が3Dになるとは思えないのだ。
まず、3Dの定義だが、本作のように、ただ飛び出すだけのものは、3Dと呼べないと、私は思う。本当の3Dというのは、例えば、人の顔が映っているとすると、観ている自分が右にずれると、正面から見えない耳の穴が見える…というものこそ3Dなのであって、今の3Dはただの飛び出す絵本なのだ。
さらに、本当に技術向上がなされたとして、角度によって見える画が変わることが、映画にとって必要か?見えてはいけないものが映っていないか、可能角度から全部観てチェックするのか?第一、観る人によって観る画が違うなんて、映画監督として我慢できるか?
まあ、いまの技術は、2つのカメラで撮った映像を両眼別々に見せるだけで、そんなホログラムみたいなのじゃないんだけどね。まあ、始めはスポーツ中継とかで使われるとおもうけど、3Dとは言え、結局視点は強制的に固定させられるので、疲れますよ。
閑話休題。本作はローティーンの子供と一緒に観るぶんには楽しめると思う。ディズニーランドにいきたいよーといい始めても知らないけど。いい大人が観て楽しめるかどうかは、すこし疑問だけど。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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