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公開年:2008年
公開国:カナダ、アメリカ
時 間:168分
監 督:ジョナス・アカーランド
出 演:デニス・クエイド、チャン・ツィイー、ルー・テイラー・プッチ、クリフトン・コリンズ・Jr、パトリック・フュジット、ピーター・ストーメア、バリー・シャバカ・ヘンリー、エリック・バルフォー、ポール・ドゥーリイ、チェルシー・ロス、トーマス・ミッチェル、リアム・ジェームズ、マンフレッド・マレツキ、アルヌ・マクファーソン 他
コピー:美しき殺人鬼の罠に、世界が堕ちる
妻を病気で失ったエイダン・ブレスリン刑事は、仕事が忙しいことにかこつけて手をかけてこなかった2人の息子との関係に悩んでいる。そんなある日、銀のトレーに生きたままペンチで抜かれたと思われる大量の歯が発見され、その現場には“COME AND SEE”というメッセージが残されていた。続いて、中年女性メリー・アンが拷問殺人の犠牲者に。そのショッキングな死体の第一発見者は彼女の養女ある残る東洋系少女クリスティン。ところが捜査が行き詰まる中、クリスティンは自分がメリー・アンを殺害したと告白、不敵な笑みを浮かべて共犯者による猟奇殺人はまだ続くとブレスリンを挑発する…というストーリー。
黙示録の名前くらいは聞いたことあれど、四騎士となると、日本人にはあまり馴染みはないだろう。カトリック系でも宗派によっては黙示録を正式な聖典に含めない場合もあるし、プロテスタントにいたっては論外。『セブン』の七つの大罪は旧約聖書なので、カトリックどころか、ユダヤ教もイスラム教まで聖典の一つなのだから、その知名度・理解度には雲泥の差があると思われる。
そういう私も四騎士が黙示録に出てくるくらいのことは知っているけれど、その色や行動や意味についてはさっぱり。本作の中でも滔滔と説明的なセリフが出てくるところをみると、やっぱり本国でも知らない人が多いということだろう。
まあ、その説明を聞いても、「キカイダー四人衆って、黙示録の四騎士がモチーフなんだろうなぁ…」とか、そういうことしか浮かばない。元々イメージが無いのだから、そこからおどろおどろしいイメージが涵養されるはずもなく、仕方が無いので、スプラッタ的・スナッフムービー的要素を加味しないと、緊張感が保てなくって、結局、R指定になっているという有様。
ネタバレになりそうだが…、15年前ならいざしらず、いまさらこんなオチでは、だれも納得しないだろう。あまりに容易に読めすぎて、これはミスリードしているのであって、本当は別のオチがある、、と、私は信じて疑わなかったのだが、びっくりなことにそのまま。脚本の後半はぼやけまくって、結局、四騎士って誰と誰のことだっけ?と考えてしまううような始末。もちろん見返す気などおこらず。児童虐待だといわれてもピンと来ないレベルだし。
『セブン』が七つの大罪で、本作が四騎士ならば、面白さも7分の4くらいか?と言いたいところだが、7分の1くらいだと思ったほうがいい。とりあえず、新作でレンタルすることはやめよう。旧作(それもキャンペーンかなにかで最安)でレンタルして、なんとか許される程度である。要するにお薦めはしないということ。
#チャン・ツィイーにとって、本作のキャリアはマイナスなのでは?(というか、本作のオファーを受けなければいけないような状況なのかな…)。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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