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公開年:2007年
公開国:アメリカ
時 間:110分
監 督:マーク・スティーヴン・ジョンソン
出 演:ニコラス・ケイジ、エヴァ・メンデス、ウェス・ベントリー、サム・エリオット、ドナル・ローグ、ピーター・フォンダ、マット・ロング、ラクエル・アレッシ、ブレット・カレン、ローレンス・ブルース、ダニエル・フレデリクセン、マシュー・ウィルキンソン、ギブソン・ノルティ 他
ノミネート:【2007年/第28回ラジー賞】ワースト主演男優賞(ニコラス・ケイジ「ナショナル・トレジャー」「NEXT」に対しても)
コピー:拳(フィスト)にチェーン、魂(ソウル)に正義。
運命の鎖に繋がれたアナザー・ヒーロー。
移動サーカスでのバイク曲芸を生業とするブレイズ親子。ある日17歳ジョニーは、父がガンに冒され全身に転移しており、余命幾ばくもないことを知る。そこに、悪魔メフィストが現れ、父親の命と引き換えに魂を売り渡すことを契約してしまう。確かに契約通り父親の病気は快復したものの直後に事故死してしまう。悲嘆にくれるジョニーは、恋人のロクサーヌも捨ててサーカスを飛び出してしまう。13年後、不死身のバイクスタントとして名声を得ていたジョニーの前に、メフィストが再び現れる。メフィストは魔界の反逆者であり彼の息子でもあるブラックハートを捕らえるよう命じ、ジョニーにゴーストライダーとなるべく魔界の力を与えるのだったが…というストーリー。
とても面白い素材だと思うし、このストーリーは好きなほうだと思う。ただし、それが生かしきれておらず、満足度がものすごく低い。
まず、冒頭のゴーストライダーの説明がよくわからない。悪魔と契約した邪悪な魂を捕らえるのが使命とのことだが、ゴーストライダー自身が悪魔メフィストのしもべとして行動している模様。この時点で、頭に???マークが。なんで、メフィストは悪魔との契約者を退治させているのか。根本的にわからない。大事な部分なのできっちりわかりやすく説明してほしい。
#多分、原作を読めばわかるんだろうけど。
この映画がイマイチ流行らなかった(続編が作られない)一番の原因は、肝心のゴーストライダーが格好悪いからである。
大体にして単なるホネホネロックだから。骨のキャラクターだとしても、骨をベースにした異形のヒーローにすることは可能だろう。骨の形状をすこし鬼っぽくするとか、すこしゴツゴツさせるとか、工夫はいくらでもできたはず。完全に肉が剥げただけの骨格標本なんだもの。
そして、着ている革ジャンの中身は地獄の炎でパンパンに膨れているのだが、これまた革ジャンの縫製を忠実に表現してるもんだから、寸胴になっちゃってる。もうちょっと腰を締めて格好のよいバランスにできただろう。CGなんだから。
#それでも、バイクのデザインとチェーンアクションの格好よさでフォローできてはいるので、ギリギリ許せはする。
警察に拘留されたところで、チンピラどもをやっつけちゃうくだりは非常に面白い。悪魔と実社会の悪を重ねて、どんどん世のダニを退治してくれたりすると、すこしはカタルシスを感じられたかもしれないけど、残念ながらそれ以降人間は相手にしない。悪魔さんたちを相手の戦っても所詮絵空ゴトなので、ピンとない。やっぱり悪魔と契約した憎たらしいやつらをやっつけないとおもしろくならないだろう。シナリオのセンスないなぁ。
振り返って考えると、ロクサーヌというキャラは必要かどうか、甚だ疑問に思えてくる。「私カワイイわよね?」なんて言うのだが、別にたいしてカワイクはないし、そこまで魅力的な行動をとるわけでもない。終盤のバトル中でも大して重要な役割ではない。かといって、主人公の重い足枷になるわけでもない。『スパイダーマン』のメリー・ジェーンに比べると必要性が薄い。こんなキャラを出すくらいなら、悪魔と契約した悪い人間を出したほうがいいのに。
#最後、別れる理由もわかったようなわからないような。
アメコミ大好きのニコラス・ケイジだが、彼が絡むヒーローものは本当にツマらなくなる。よほどのアメコミ好きでもないかぎり、本作は観る価値なし。多分、別の監督で別の主役でリメイクしたら、ものすごくおもしろくなると思う。残念。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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