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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:100分
監 督:トッド・フィリップス
出 演:ブラッドリー・クーパー、エド・ヘルムズ、ザック・ガリフィナーキス、ヘザー・グレアム、ジャスティン・バーサ、ジェフリー・タンバー、マイク・エップス、マイク・タイソン、ケン・チョン、レイチェル・ハリス、ロブ・リグル、サーシャ・バレス、ブライアン・カレン、イアン・アンソニー・デイル、ジリアン・ヴィグマン、ジャーナード・バークス 他
受 賞:【2009年/第67回ゴールデン・グローブ】作品賞[コメディ/ミュージカル]
【2009年/第15回放送映画批評家協会賞】コメディ映画賞
【2009年/第19回MTVムービー・アワード】コメディ演技賞(ザック・ガリフィナーキス、ブラッドリー・クーパー)、トンデモ・シーン賞(ケン・チョン)
コピー:昨日の記憶が、全くない!?
結婚式を2日後に控えたダグは、悪友のフィルとステュ、義理の弟となるアランの4人で、バチェラーパーティーをするためにラスベガスへ向かう。高級ホテルのスイートを借り、浴びるように酒を飲み、独身最後の夜をバカ騒ぎする4人。しかし、翌朝目覚めると、部屋はメチャクチャで、何故か赤ん坊と一頭の虎が。しかも、新郎のダグは行方不明。まったく昨夜の記憶が無い3人は、まったく状況が把握できないが、とにかくダグを明日の結婚式に連れて行かねばならない。わずかな手掛かりを元に捜索を始めるが、ダグの行方に辿り着くどころか、昨夜の取り返しのつかない所業の数々が明らかになるばかり…というストーリー。
メジャーな俳優がまったく出ていないので、立ち上がりは悪かったものの、アメリカでは口コミでじわじわとヒットしたとのこと。日本でも当初は公開の予定がなかったらしいが、ちょっと日本の配給会社は見る目なさすぎじゃなかろうか。
下品さ”“くだらなさ”ばかり強調されてりるが、観てみたらそんなに下品じゃないし。それどころか、なかなか巧みで高度なシナリオだと思う。日本の配給会社の映画を観る目って節穴なんじゃねえかと。
サスペンス物やミステリー物で、実は自分が犯人でした…的な作品があるけど、それをコメディに転用しちゃうという、目からウロコの切り口。
そう、本作は、コメディというよりもミステリー要素が実に面白い。その主軸のプロットがしっかりしているので、変な中国系の人とか、お下品テイストは単なる味付けの範疇に収まっているし、ストリッパーとの結婚のくだりが逆にほのぼのといい感じになっちゃう。このシナリオはもっと評価されていいと思うぞ。
昨日の『ガリバー旅行記』もそうだが、私は、アメリカのお下品コメディーなんか、おもしろいとは思わない。おそらく、日本人の相当数が本作を単なるコメディとして疑わす、ひたすらそれを期待して観ていたに違いない。そういう観方をしていた人は、おそらくイマイチに感じたはず。このミステリー要素の巧みさに気付いて、それを愉しめた人は高得点だったはず(評価はパックリ割れたはずだ)。
ただ、『デュー・デート~出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断~』もそうだったけど、完全にアスペルガー症候群としか思えないキャラクターを出すのは、アメリカのコメディでは流行なのかね。確かに、実社会にもそれっぽい人が増えてはいるけれど、映画に出されると逆に笑えないんだけど。その点だけが不満。
近頃観たコメディの中では、飛び抜けて良いデキ。お下劣だっていう看板に騙されずに観るべし。お薦め。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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