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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:93分
監 督:ニック・トムネイ
出 演:デヴィッド・ハイド・ピアース、クレイン・クロフォード、ナサニエル・パーカー、ミーガン・ペリー、ヘレン・レディ、ジョセフ・ウィル 他
コピー:この主人(ホスト)“何か”がおかしい…
銀行強盗犯のジョンは銀行強盗を犯して、警察から逃走中。ロス市街をさまよっていたが、足に重傷を負っているため、とりあえず隠れ家を見つけることに。高級住宅地の豪邸のポストに、オーストラリアに旅行中の家族からと思しきポストカードを発見し、その友人だと偽ってまんまと家に入り込んだ。家には細身の中年男性ウォーウィック一人だけ。ウォーウィックは独身で、友人を招いてのパーティの準備の真っ最中だったが、ロス到着早々に荷物を盗まれたというジョンを放ってはおけず、暖かく迎えたのだった。しかし、早々に強盗犯だということがばれてしまい、包丁をふりかざし、ウォーウィックを脅し始めるのだが…というストーリー。
TSUTAYA独占と描いてあった。『キック・アス』みたいなのもあるから、なかなか侮れないと思ってレンタルしてみたのだが、騙された私が悪いのだろう。
正直、過度な期待はしていなかったよ。前半はまあまあの展開で、ジャケットに書いてあった謳い文句の通り。始めは弱々しい立場だった家主が、クレイジーというかサイコというか、本領を発揮してチンピラ男に危害を加えていく。多重人格的な妄想患者なのも、まあ、B級作品としては悪くないとは思う。
で、問題は後半。
まず、傷の特殊メイクを施して開放する意味がわからない。かっちりしたメイク道具にどういう演出上の効果があるのか。
まあ、百歩譲って、狂ってはいるけれど、始めから一線を越えるようなレベルではなくって、やられそうになったから脅かしただけですよ…って、そう思うことにした……いやいやいやいや。じゃあ、なんでワインに薬を入れて飲ませてたんだよ。それって常習ってことを意味してるんじゃねえの?え?でも、郵便物を見て家に入ってきたのは、単なる偶然だよな。これ、常習なのか初犯なのかで、印象が全然ちがうよね。なんだかよくわからない。
で、どうやって話のケリをつけるのかと思っていたら、なぜかこの家主、刑事だっていうし。そして、都合よく「あ、さっきまで家にいやたつじゃん…」って。そんな偶然を持ってきたら、もう、話の整合性とかどうでもよくなっちゃうよね。なにこれ。
そんで、銀行強盗自体が女にだませれていて、そのお金をめぐってどうしたこうしたっていうやり取り。これ、前半のサイコパスのくだりと関連性あるわけ?で、自分の罪を隠すために同僚を家に招くって、取って付けたようなシリアルキラー風(常習じゃないんだろうから、あんま怖くないんだよね)。
シナリオの各要素のテイストがバラバラ。統一感がどうしたこうしたというレベルじゃなくって、とっ散らかりすぎ。このシナリオを書いた人、これで映画を作ろうと思った人、諸々、みんな頭がおかしいんだと思う。
この映画を作るのにお金をだした人がいるだろうに。多くの人が携わっているだろうに。なんで誰一人として注意してあげられなかったのだろう。名匠監督で注進しにくいわけでもないだろうし。
TSUTAYAもこんなのを独占レンタルしているようだと、『ファン・ボーイズ』や『キック・アス』で見る目あるなぁ…って思われたアドバンテージを全て失うことになるよ。ホント、金返せって言いたいわ。100円が惜しい。
#おっと、二日連続、このレベルはさすがにきついぞ…。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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