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公開国:アメリカ
時 間:90分
監 督:ケント・オルターマン
出 演:ウィル・フェレル、ウディ・ハレルソン、アンドレ・ベンジャミン、モーラ・ティアニー、ウィル・アーネット、アンディ・リクター、ロブ・コードリー、デレイ・デイヴィス、ジョシュ・ブラーテン、ピーター・コーネル、ジェイ・フィリップス、ジャッキー・アール・ヘイリー、クリステン・ウィグ、パット・キルベイン、エリア・イングリッシュ、アンドリュー・デイリー 他
コピー:やるときャ、やらなきャ、ダメなのよ!
1976年。『Love Me Sexy』という曲で一発当てた歌手ジャッキー・ムーンは、その儲けでミシガン州を拠点とするバスケチーム『フリント・トロピックス』を買収。オーナーだけでなく監督兼選手としてやりたい放題に振舞っていたが、そのせいでチームは毎年最下位だった。加えて、NBAに対抗して作られた新興リーグABA自体も経営難に苦しんでおり、とうとうNBAに吸収されることが決まってしまう。しかし、吸収といっても、ABAの上位4チームだけがNBAに編入され、残りの弱小チームは強制的に解散させられてしまうことに。チーム消滅の危機に直面したジャッキーは、かつてNBAのチャンピオンチームでプレーしたことのあるモニックスを加入させ、なんとか上位4チームに残ろうとするのだが…というストーリー。
NBAとABAの合併吸収話ってのは事実だし(ナゲッツ、ペイサーズ、スパーズ、ネッツがこの時NBAへ)、スリーポイントシュートってのもABAがルーツらしい。でもアーリーウープがABA発祥なのかは知らない。トロピックスってチームは架空だと思うので、もちろん主人公のジャッキーみたいな人物もフィクションだろう。
それにしても、アメリカってのはおもしろい歴史を色々もってる国だわなぁ。
一発屋歌手がプロバスケチームのオーナー兼監督兼プレーヤーっていう無茶な設定ながら、70年代でましてやコメディ作品なら全然アリかな…という説得力。とてもプロのプレイとは思えないんだが、まあどうでもいいかな…というノリと雰囲気が漲っている。
コメディ作品なんだけど、ハーフタイムのロングシュートが入っちゃうとか、銃に弾が残ってるとか、ビックリするぐらい予想を裏切らない展開で、コメディとして稚拙なのにもほどがある内容。“熊”のテンドンも、それほそ面白くないという。
そのコメディレベルの低さを補うように、スポーツコメディとしての基本をはずさない。そのおかげで、なんとか観られるレベルに。でも、はずしてはいないけど、超えてもいない。スポーツコメディなら、チームメイトのキャラにもうすこしスポットを当てて、感動ポイントとかうるうるポイントとかを作るものだけど、あそういう方向性には持っていく気配はないんだよね。
さらにこれらを補うように、70年代のディスコミュージックが格好よかったりする。
このような引き算と足し算の結果、駄作でもなければ良作でもない、おまけにウィル・フェレルはいつもほど下品じゃないという、ジャスト“普通”という着地点に。
まあ、いずれにせよ、ウィル・フェレルってのは、日本ではウケないわな。小汚いんだもん(笑)。100円レンタルなら、まあ無理やり納得できるレベル。
#SEMI-PROっていう原題はけっこう秀逸だと思うんだけど。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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