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公開国:日本
時 間:107分
監 督:中田秀夫
出 演:藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、阿部力、武田真治、平山あや、石井正則、大野拓朗、片平なぎさ、北大路欣也 他
コピー:死ぬか、稼ぐか。
時給11万2千円という高額報酬に惹かれて、7日間の心理学実験に申し込んだ、フリーターの結城ら10人の男女は、人里はなれた地下施設に収容される。彼らの様子は24時間完全監視されるが、それ以外にも実験生活のルールがあった。それは、もし“事件”が起きたら全員合議で解決するというもの。その解決方法とは、犯人を多数決で決められ、その際“犯人”になった人にも“探偵”役になった人にも、特別ボーナスが与えられる。とても単純で、簡単に7日間が経過しそうに思えたが、2日目にいきなり参加者の一人が何者かに殺害されていしまい…というストーリー。
『ソウ』とか『es』とか『バトルロワイヤル』とか、いろいろな作品のミックス。藤原竜也がバイトに誘われるのをみると『カイジ』が浮かぶし。せめて、インディアン人形の造型とか『ソウ』を想像させないものにすべきだと思うが。
キャスティングに関しては、言うまでもなくホリプロ祭り。綾瀬はるかと石原さとみという、キャラがかぶりがちな二人を競演させるために、石原さとみに似合わないキャラを押し付けた模様。結局、変なかんじに。
そのくせ、誰かが内部で仕掛け人をやらないと成立しない内容なので、綾瀬はるかが“機構”側なのが見え見えというお粗末具合。
原作からしてこのレベルなのか、この脚本がクソなのか。三歩進むとボロが出るレベル。色々ありすぎてまとめられないので、つらつらと書いてみる。
通り魔の新聞記事とか伏線の貼り方が幼稚。
はじめの説明の中で、“生存者”という単語が出てきた時点で、殺し合いをさせることが判ってしまう。それなのに、、参加者は“生存者”という単語にさほど反応せず、“実験”だと信じ続けるという違和感。
平山あやの「なんか違和感ありまくり…」とか、セリフまわしが不自然(何に対する不自然だってのよ)。
石原さとみが片平なぎさを殺した理由が“怖かったから”ってさ。帰宅を確実にするために危険要素をとことん排除しようっていうほうが、理由としてはまともだろう。
片平なぎさの眼鏡はどっから出てきたのか。彼女を頭を貫いた釘の血液は固まって変色してるだろ。
ガードを避けてまで夜間見廻りをしなくてはいけない意味がピンとこない。殺人鬼に遭遇すりゃ殺されることにはかわらない。
武田真治がお棺におちて気絶とかバカらしい。
平山あやが死ぬシーンがわかりにくい。
推理小説の名前とか全然生きていない。“監獄”というルールも生きていない。わざわざ、“機構”なる組織が大々的にこういうことをやる意味もメリットもわからない。
北大路欣也はなんで武田真次と藤原竜也が殺し合いをしているときに狸寝入りしているのか。そのくせに、ラストでノコノコと藤原竜也の前に顔を出すとかありえない。それに北大路欣也は生きてたんだから“機構”は報酬を渡せよ。
ああ、くだらない。これひどくね?ジャパニーズホラーの旗手として、ハリウッドデビューもしてる中田秀夫監督をして、この有様って。心理ゲームが展開されるべきなのに、お互いが牙を剥き合うまでの、心の機微が全然表現できていないって、サスペンスとしてもミステリーとしても落第だよね。驚愕の駄作。
キャラが喋りすぎ。映像上の仕掛けもシナリオの展開や台詞まわしも、全方位的にポンコツ。もっと、“寝られない”というシチュエーションにスポットを当てたほうがよかったんじゃなかろうか。
#石井正則の死体が動いてるんだよ。そのくらいなんとかならんかったのか。
スタッフ全員があと半歩本気になれば、もう少しなんとかなったはずなのに。なんかおかしいな…という気付きのスキルが著しく低い人たちが集まってたのか、気付いても声に出せない風通しの悪い現場だったのか。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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