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image1873.png公開年:2011年
公開国:アメリカ
時 間:106分
監 督:スティーヴン・ソダーバーグ
出 演:マリオン・コティヤール、マット・デイモン、ローレンス・フィッシュバーン、ジュード・ロウ、グウィネス・パルトロー、ケイト・ウィンスレット、ブライアン・クランストン、ジェニファー・イーリー、サナ・レイサン、ジョシー・ホー、チョイ・ティンヤウ、モニーク・ガブリエラ・カーネン、ダリア・ストロコウス、ジョン・ホークス、アルミン・ローデ、ラリー・クラーク、アナ・ジャコービー=ヘロン、ディミトリ・マーティン、エリオット・グールド、エンリコ・コラントーニ、ジム・オルトリーブ、カーラ・ゼディカー 他
コピー:【恐怖】は、ウイルスより早く感染する。

香港出張から帰国したベスは、咳と熱を発症し、二日後にはげしい痙攣を起こして意識不明となり、そのまま死亡してしまう。続けてベスの子どものクラークも同様の症状で命を落とす。同じような症状の事例が香港、ロンドン、東京など各地で相次ぎ、報告を受けたWHOのオランテス医師たちや各地の衛生当局は、感染経路の解明と、ウイルスの正体の特定、そしてワクチン開発に躍起になる。そんな中、フリージャーナリストのアランは、政府が伝染病を隠蔽しているとブログで指摘。彼のブログには、情報不足で不安に陥った人々が殺到し…というストーリー。

豪華なキャスト…というか、グウィネス・パルトローとケイト・ウィンスレットの無駄遣いって気がする。

アメリカ版『感染列島』ってところ。日本の『感染列島』はどうしようもなかったけど、こっちのもけっこうトホホかも。どちらの作品も、シミュレーションという色合いを強くしているところが、命取りになってる。観客の立場からすると、感染におびえる当事者という目線で観たいのに、愚かな人間の様子を俯瞰で観ることを強いられる。
さらには、専門用語を出さざるを得ないので仕方が無いことかもしれないけど、説明的なセリフが多すぎて、冷める。

他のパンデミック作品より強く打ち出されたのは、ジュード・ロウが演じたフリージャーナリストのアランの行い。災害よりも人間の行いのほうが怖いいんだぜ…といいたいんだろう。実際そういう人間はそういう行動を取るだろうし、本作のオチも明確にそういう方向性になっている。でも、勧善懲悪とはほど遠いその顛末にモヤモヤを感じた人は多いだろう。
これをやりたいなら、もっとドキュメンタリータッチでつくればよかったのだ。リアルさも追求したい、でも人間ドラマも展開したい、かといってウマい妥協点も見い出せていない。

感染経路を特定する流れで、舞台がカジノで映像がすべて残っているという、都合の良すぎる展開に苦笑いしてしまうのだが、でも、一番おもしろかったのは映像を分析しているシーンという悲しさ。リアルをいくら追求しても、結局は捜索ドラマの部分が一番おもしろかったという事実。本作が失敗してる証だと思う。ソダーバーグをしてこのありさまとは。

人質解放の条件としてワクチンを要求。誘拐された村の子供たちと触れ合ってしまいミュンヒハウゼン症候群になってしまったWHO職員。渡したワクチンが偽者だって知って村に戻るとか、お前を救うためにどれだけ同僚が苦労してるか。村人だって発祥してねえじゃねえか。バカじゃねえのか。フリージャーナリストのアランの行動もそうだけど、エゴがひどすぎるんだよ、欧米人は。

2011年公開で震災後の作品なわけだが、それでもやっぱりアメリカでは放火略奪が発生するわけだ(笑)。アメリカ人は観ていて自分たちのことがイヤにならないのかね。そして、中国のバカにされかたといったらない。もう、不潔の代名詞じゃないか。
#中国が発生源っていう発表を阻止しようとしているのかと思ったら、自分の村を救うためだったし。

玄人筋の評価は高かった模様だが、あまり愉しめなかった。お薦めしない。

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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