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公開国:アメリカ
時 間:103分
監 督:スティーヴン・ヘレク
出 演:エミリオ・エステヴェス、ジョス・アックランド、レイン・スミス、ハイジ・クリング、ジョセフ・ソマー、ジョシュア・ジャクソン、エルデン・ラトリフ、マーガリート・モロー、ジョン・ビーズリー、マット・ドハティ 他
ミネソタ州ミネアポリスの若手弁護士のゴードンは、どんな強引な手を使ってでも裁判に勝つことに執着する男。その日も、判事の弱みに付け込むような手段で勝利を収め、意気揚々と事務所に戻ってきたが、そんな態度をボスに戒められてしまう。気分を害したゴードンは、雪道を酒を飲んで運転、スピード違反で捕まってしまう。自分のスピード違反の裁判も真っ向戦うと主張するゴードンに対して、ボスは訴訟で戦わずに、500時間の社会奉仕を受け入れるよう命じるのだった。その内容は、地元の少年アイスホッケチームのコーチをするというもの。実は、ゴードンは子供の頃にアイスホッケーの選手だったのだが、優勝を賭けた試合で大失敗をしたせいで優勝を逃してしまうという苦い経験をしており、これまでホッケーとは関わらずに生きてきたのだ。そして、負けることを極端に嫌う性格も、そのときに生まれたものだった。おまけに、彼がコーチをすることになったチームは、まともに得点したこともない弱小チームで…というストーリー。
意外と評価の良し悪しが真っ二つに分かれる作品だったりする。私は、キッズスポーツ映画として最高峰だと思うのだが。
フィギュア選手のスピンや、Vウィング作戦とか、子供だからこそ許容できる奇を衒った作戦なのだが、だからこそ興醒めもせず、ホッケーのルールがわからなくても十分に愉しめる。
また、『ハイランダー』と同じく、クイーンの曲が使われているが、“マンガ”的な内容の作品とクイーンのマッチぶりは異常。実に盛り上がる。
ゴードンが子供の頃のコーチで今もその名門チームでコーチをやっている男、そいつの憎たらしいこと。勝利至上主義のアメリカにあって、その権化ともいえるコーチがすっかり悪役なのはおもしろい。
そんな相手コーチの態度がトラウマになっているならば、ゴードンのコーチっぷりはさぞや清廉潔白なんだろう…と思うが、そんなことはない。子供たちに、わざと痛がって相手にペナルティをつけろだの、似たようなことをやらせる。子供への教育とは恐ろしいものである。
さらに、自分の法律事務所のボスも、途中から悪役に変転。なんと事務所をクビになってしまうという展開。ポンコツチームが成長していく過程も面白いが、主役ゴードンが変わっていく様子がおもしろい。途中で、子供たちに有名な選手(かつてのチームメイト)と合わせることで力をつけようとするのだが、実は自分の中にもホッケー愛が燻っていたのを見つけてしまうんだな。チームの子供の母親といい仲になっていたのが、普通の映画の終わり方ならば、それと結ばれておしまいって展開になりがち。でも、何と、ホッケーのマイナーリーグに挑戦するという、予想を上回る展開に。
弁護士事務所のボスも、ギャフンと言わせられなかったのは、シナリオ的にちょいと不満だが。
その後、マイティ・ダックスというホッケーチームが実際にできてしまったくらいなので、当時のアメリカ人の心をがっちり掴んだんだろう。私、ホッケーのルールもまともに知らないくせにダックスのユニフォーム欲しかったもの(2万円近くして買えなかったけど…)。
日々の仕事の煩わしさを忘れて、ちょっと心が洗われて、元気も貰える。子供に一度は観せたい作品の一つ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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