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公開年:2001年
公開国:アメリカ
時 間:137分
監 督:ロバート・アルトマン
出 演:マギー・スミス、マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマス、ボブ・バラバン、カミーラ・ラザフォード、チャールズ・ダンス、ジェラルディン・ソマーヴィル、トム・ホランダー、ナターシャ・ワイトマン、ジェレミー・ノーサム、ジェームズ・ウィルビー、クローディー・ブレイクリー、ライアン・フィリップ、トレント・フォード、スティーヴン・フライ、ケリー・マクドナルド、クライヴ・オーウェン、ヘレン・ミレン、アイリーン・アトキンス、エミリー・ワトソン、アラン・ベイツ、デレク・ジャコビ、リチャード・E・グラント 他
受 賞:【2001年/第74回アカデミー賞】脚本賞(ジュリアン・フェロウズ)
【2001年/第36回アカデミー賞】助演女優賞(ヘレン・ミレン)、監督賞(ロバート・アルトマン)、脚本賞(ジュリアン・フェロウズ)
【2001年/第68回NY批評家協会賞】助演女優賞(ヘレン・ミレン)、監督賞(ロバート・アルトマン)、脚本賞(ジュリアン・フェロウズ)
【2001年/第59回ゴールデン・グローブ】監督賞(ロバート・アルトマン)
【2001年/第55回英国アカデミー賞】衣装デザイン賞、英国作品賞[アレキサンダー・コルダ賞]
【2001年/第7回放送映画批評家協会賞】アンサンブル演技賞
コピー:お茶は4時、ディナーは8時、真夜中には殺人を…
イギリス郊外にあるゴスフォード・パークという屋敷で、主のウィリアム卿とシルヴィア夫人によるパーティが催される。来賓客の優雅さとは対照的に、メイドや召使たちは多忙を極めるが、彼らの間では主人たちの噂話の華が咲く。2日目の晩餐の席で、客の一人であるアメリカ人映画プロデューサーが、この屋敷を舞台にした殺人事件の映画を作る構想を語り始めると、その夜、実際にウィリアム卿が殺される事件が発生してしまう…というストーリー。
舞台は第一次世界大戦直後とのことだが、第二次大戦があればこその“第一次”なのに、“第一次大戦で儲けた”云々という字幕が変。これだけじゃなく、字幕の和訳に気合が入っていない感じがして、ああ英語が解ればなぁ…と、端々で思わされた。
さすが巨匠アルトマン!って言ってあげたいところなんだけど、次の二つの点で引っかかってしまって、どうも乗り切れなかった。
一点目。まあ、びっくりするぐらい展開がノロノロで、1時間以上ただただ宴会のに向けて準備が進むだけで、何も展開しないといってもよい。不安になるは眠くなるはでアルトマンを信じ切れない私がそこにいた(笑)。
二点目。なぜか、横溝正史の金田一耕助シリーズに見えてしまった。①戦後、②古い因習に縛られた地方の屋敷、③血縁がらみの殺人と犯人探し。名探偵が登場しなくて、おどろおどろしい隠ぺい工作も無いけど、プロットは同じに見えちゃった(等々力警部はいるけど)。
金田一耕助の出ない金田一耕助シリーズって…って考えちゃったらそりゃあ愉しめないわな。でも、アルトマンの意図としては、犯人は誰だなんてことはどうでも良くて、本当はこれをサスペンスとして観ちゃいけないんだと思う。
社会が変革を迎えつつある中で、前時代的な階級や差別感覚を引きずる人々をシニカルな目線で表現したシブい映画なんだと思う。でも、映画通ぶって褒めるのもちょっとなぁ。シブいことはシブいんだろうけど、娯楽作品としては三流と言わざるを得ないかな。
ある意味、奇作だと思う。サスペンスだと思って見ないってのが、本作を愉しむコツ。特段、お薦めはしないけど。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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