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公開年:2009年
公開国:アメリカ
時 間:90分
監 督:フィル・ロード、クリストファー・ミラー
出 演:ビル・ヘイダー、アンナ・ファリス、ブルース・キャンベル、ミスター・T、ジェームズ・カーン、アンディ・サムバーグ、ニール・パトリック・ハリス、ボビー・J・トンプソン、ベンジャミン・ブラット、ウィル・フォーテ、ラレイン・ニューマン 他
ノミネート:【2009年/第67回ゴールデン・グローブ】アニメーション作品賞
【2009年/第15回放送映画批評家協会賞】長編アニメ賞
コピー:おなかがすいてもだいじょうぶ 食べたいものは、みーんな空からふってくる。
イワシばかり食べている貧しい町スワロー・フォールズに住む青年フリント・ロックウッド。偉大な発明家を夢見ていたが、役に立たないおかしなものばかり発明しているので、町の人たちから迷惑がられている。ある日、貧しい町を救うため、水を食べ物に変えるマシーンを発明するが、ちょっとしたトラブルで実験装置を空に飛ばしてしまう。飛ばしはしてしまったが、装置は正しく動作しており、雨雲からチーズバーガーが降ってきて、町の人々は大喜び。フリントは一躍ヒーローに祭り上げられるが、次第に天候が悪化。降ってくる食べ物はどんどん巨大化し…というストーリー。
食べ物をぞんざいに扱っている気がして、少し背徳感が漂うのは日本人のもったいない精神ゆえか(地面に落ちた物を食べるのも、なんか抵抗あるなぁ)。それに、この異常気象の影響は北半球のみで、アフリカの食糧危機は救わないという、ある意味都合の良い設定もね…。ファンタジーにしてはいささか生々しさを感じなくはないけれど、元は絵本みたいなので、そんなことは気にせずにサラっと観るのが正しいんだろう。
『アルマゲドン』とか天変地異系のパニックムービーのパロディと思しき演出が多々で、非常に愉しい。悪ノリの程度もほどよい。そして、予想外にもヒロインのサムがかなり魅力的。普段はシュっとしていながら、実はちょっぴりユニークな人で、化粧をとるとキュート。案外、男の人は結婚したり付き合ったりした後は、化粧なんかしない方が好きだったりするからね。いいラインのキャラをつくったと思う。
なんといっても、本作が秀逸なのは、あらゆる伏線にしっかりケリをつけていること。前半に登場するタダの小ネタ(翻訳機やらスプレー・シューズまで)だと思っていた部分も、しっかり最後には繋がっていた。一つの軸である父子関係の部分が弱かったり、町名変更の件がわかりにくかったり(“チュー・アンド・スワロー”噛む&飲むの意)と、途中からグダグダにかりかけるんだけど、「おお、そうくるか」って感じで、なんとか持ち堪えた。
トータル的にバランスが整っていて小気味良い作品。充分大人の鑑賞にも耐えると思う。軽くお薦め。
#パワーパフガールズっぽいビジュアルセンスも好みかも。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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