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公開国:アメリカ
時 間:101分
監 督:マーク・ラファロ
出 演:クリストファー・ソーントン、マーク・ラファロ、ジュリエット・ルイス、ノア・エメリッヒ、ローラ・リニー、オーランド・ブルーム 他
コピー:夢を叶えるための、奇跡──
かつて“デリシャスD”という名でDJとして活動していたディーンは、現在、事故のために車いす生活を余儀なくされている。生活にも困窮し、ホームレスが集まる地区で車に寝泊りしている。神父のジョーはディーンを励まし続けたが、障害者向けの施設に入れというジョーの薦めに納得できず、また、再び音楽と向き合う気持ちにもなれずにいた。そんなある日、彼は自分が手をかざすと、人々の病を治癒してしまうということに気づく。ジョーは、その力は神からの贈り物であり、人々を治療すべきだと、ディーンを説得するのだったが…というストーリー。
主演の人の脚本らしい。ホームレスのミュージシャンへの道!みたいな話かと思っていたら、スピリチュアルな変な方向に急ハンドルが切られる。ジャケット画像と内容が違いすぎて、珍作の予感がプンプン。臭う、臭うよ。
怒りにまかせて能力を発動しちゃうのは判らんでもないが、『グリーンマイル』みたいに、悪いものを入れたりするのかなと思いきや治しちゃうのかが理解できん。彼は、治すだけなんだ(ちょっとシュール)。
自分の能力について開き直った後、ものすごいカオスな展開になる。さらに右へ左へと急ハンドルが切られ、急に法廷とか~。ハンパじゃないドリフトっぷり。いよいよとっ散らかってまいしました。
宗教的な話に見えて、宗教界の現実をディスってるようにも見える。仏教徒のオーランド・ブルームが出演しているのを観ると、カトリック批判か?とも思ったのだが、そうでもないようだ。
#なんでこんな作品ででとるんじゃ?と思うくらい不釣合いだし。
アメリカには、クリスチャンロックとかクリスチャンパンクとかあるでしょ。この作品もそういうコンセプトだと思う。結局、“神の御業”を褒め称えたい、そういうことだろう。
#日本人にはピンときまへんな。
最後、何であの変なインチキセミナーみたいなのに誘ってきた車椅子の男を治してやる気になったのか、心理はよくわからん。
“流れのままに…”みたいなことをいいたいのかもしれんけど、悪いことと良い事が等価交換であるべきだと思っているなんて、一神教を教義とする宗教においては、まだまだ信心が足りませんな。
手放しでお薦めはできないが、なかなかの珍作で、興味深い内容ではある。
#ジュリエット・ルイスは、相変わらず気持ち悪い女を演じさせたらピカ一だなぁ。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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