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公開年:2012年
公開国:アメリカ
時 間:142分
監 督:バズ・ラーマン
出 演:レオナルド・ディカプリオ、トビー・マグワイア、キャリー・マリガン、ジョエル・エドガートン、アイラ・フィッシャー、ジェイソン・クラーク、アミターブ・バッチャン、エリザベス・デビッキ、アデレイド・クレメンス、マックス・カレン、カラン・マッコーリフ、ケイト・マルヴァニー 他
コピー:その名はギャツビー 男の憧れ、女の理想 その人生は――【嘘(ミステリー)】
1920年代アメリカ。成功を夢見て故郷の中西部からニューヨークの郊外、ロングアイランドのウェストエッグに移り住んだニック・キャラウェイ。彼は証券会社に就職したが、本当は作家志望。いつかは夢を叶えようと思いながら、性に合わない会社員生活を送っていた。彼が借りている部屋の隣には、宮殿のような豪邸があり、毎晩のように豪華なパーティが開催されていた。豪邸の主は大富豪のジェイ・ギャツビーという男。ある日、まったく面識のないニックのもとに、パーティの招待状が届いた。場違いな場所に戸惑いつつも、謎の男ギャツビーについてパーティの参加者に探りをいれてみるが、誰一人として彼の素性を知る者はおらず、おまけにこのパーティが何の目的で開かれているのかすら不明だった。そんな喧騒の中、ニックは、屋敷の対岸に邸宅を静かに見つめる男がいた。その男こそギャツビー本人だったが、彼はなぜかニックに親しげに接し、生い立ちを打ち明けるのだった。裕福な名家に生まれた彼は、その後戦争に参加し英雄となり、両親がなくなった現在は天涯孤独だという。しかし、ニックはそんな彼の立ち振る舞いから、何かを隠していると直感し…というストーリー。
アメリカでは有名な小説とのことで、古典扱いの模様。1974年にも映画化されいるが、そっちは観たことはない(ロバート・レッドフォードだっけ?)。
彼は何者なのか?という謎解き的な雰囲気なのだが、冒頭はなかなかギャツビーは登場しない。なんなら実在しない人物なんじゃないの?って思うくらい登場しない。それだけ引っ張っておいて、いざ登場するものの、それほどアクの強くない人だったりする。何か嘘をついている…と狂言廻し役のニックがそういういうんだから、まあ、そうなんだろうと、納得するしかない。さて何を隠しているのか。ニックに何をさせようとしているのか。
(ちょっとネタバレだが)
金の出所やら出自については確かに不明で、そこになにか陰謀が!?とか思ったのだが、意外にも純愛の方向に舵が切られる。確かに予備知識のなかった私にとっては意外な展開だったのだが、だからといってインパクトを感じたわけではない。もっと、ギラギラとした生臭さと、純愛の振幅を描くべきだと思うのだが、前者が薄いから後者も生きてこないのだろう。
ナイーヴで一途で、とことん彼女のことだけを考えるギャツビーだったのに、最終的には肝心のデイジーまでが背を向けるという、何ともせつない悲恋へとストーリは変貌。さらに、デイジーを守ったが故に生んだ誤解が、決定的な悲劇を生む。でも、やっぱり彼の一途さ自体がしっくりくるように描けていないので、かなりの肩透し感がある。
失われた愛を取り戻そうと8年もがんばったのはわかるが、それしか方法が無かったのか。実も蓋もない意見になってしまうが、そんな常識はずれなことをするほど彼女に執着する理由は何?観客が、過去にそういう恋愛をしていたなら、たしかにそこまでこだわるわね…と納得できる描写があったか?無いよね。だから、ギャツビーの行動が、観客に奇異に映るので入り込めないのよ。
トビー・マグワイア演じるニックの狂言廻し役も中途半端な振る舞いで、どうしてもこのドラマを俯瞰で眺めてしまう原因にもなっていると思う。
しかし、こういう内容の作品を3Dで公開する意味ってあるかねぇ…。そのせいで、浮いたようなCG合成になっていて、いまいちしっくりこない。いまどき珍しいくらいのヘタクソさ。
特段悪いともいえないけど、映像と同様になにかピントがずれてるような作品。お薦めできない。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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