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公開年:2013年
公開国:アメリカ
時 間:114分
監 督:ブライアン・シンガー
出 演:ニコラス・ホルト、エレノア・トムリンソン、スタンリー・トゥッチ、イアン・マクシェーン、ビル・ナイ、ユアン・マクレガー、エディ・マーサン、クリストファー・フェアバンク、サイモン・ロウ、ラルフ・ブラウン、ジョイ・マクブリン、リー・ボードマン、ベン・ダニエルズ 他
コピー:一緒に登って、一緒に戦え!
高低差1万メートルの大冒険!
農家の青年ジャックは、馬と引き換えに不思議な豆を手に入れる。ある日、お城の窮屈な生活から逃げ出したイザベル姫が、激しい嵐を避けるためにジャックの粗末な小屋に非難してくる。ジャックが、そこで豆を地面に落としてしまうと、みるみるうちに芽を出して、巨大なつるとなり、ジャックの小屋を巻き込んで天空めがけてどんどん成長していく。ジャックは小屋からころげ落ちたが、イザベル姫はそのまま上空に運ばれていってしまうのだった。翌日、姫の捜索にやってきたエルモント率いる王家の捜索隊がやってくる。彼らは、ジャックから事情を聞くと、豆の木を登って天空を目指す。ジャックも捜索隊への参加を志願し登っていく。多くの兵士を失いながらも、天空に浮かぶ陸地に到達。持ち上げられたジャックの小屋も発見するが、姫の姿は無かった。陸地に上がった一行が、姫を探し始めると、なんと巨人の襲撃を受ける。そこは、かつて人間界で共存していたが、追放された巨人族が暮らす国だったのだ…というストーリー。
若者が家畜と交換した豆がニョキニョキ成長し、空に浮かぶ巨人のいる国に到達するという、基本中の基本ははずしていない。でも、かつて巨人が地球にいたという設定や、お転婆なお姫様などのキャラや、その許婚のクソ人間・ロデリック卿を登場させたりするなどの工夫が非常に功を奏していると思う。特に、ユアン・マクレガー演じるエルモントという飄々としたキャラクターが非常に魅力的だったと思う。彼だけじゃなく、人間も巨人も皆どこかおとぼけムードを漂わせつつ、殺しあっているという雰囲気がおもしろい。
ロデリック卿が、巨人をコントロールして世界を牛耳ろうという展開や、空の国に巨人が住んでいるというだけでなく、巨人族と人間との、複数対複数という構図にしたのも良い。
ただ、中盤はちょっとダレる。巨人たちの知的レベルの設定に、ちょっとステレオタイプな童話の巨人像を当てはめすぎている所や、ジャックが地上に帰還する際の、落ちてる蔓から脱出するシーンに見られるような、力学的にいかがなものかと思う、ちょっとひっかかるシーンが散見される、童話なんだから気にしてもしょうがないはずなのだが、なにかひっかかるような演出になっている。中途半端にリアルなCGを用いているせいかもしれない。
また、巨人が姫を欲しがるということに感じる違和感。もっと冷静に考えれば、なんで地上を欲しがるのかという強固な理由も明確ではないと思う。いや、元から地上にいたんだからあたりまえだし、人間を攻撃するのは昔の恨みってことで、あたりまえでしょ…というかもしれないが、それでも、ちょっと弱く感じた。彼らを狂わせる何かを用意すべきだったと思う。例えば、だれかが巨人族の何かを奪い、それを探して降りてくるとかね。
とはいえ、そういう矛盾をうやむやにするくらい、巨人対人間のバトルは、愉しめたと思う。豆がけっこう残像しており、その豆が勝利の鍵になっているのもおもしろかった。
また、「後ろに何かいるのか?」の伏線とか、姫は貴族としか結婚できないという設定もきれいにクリアするなど、結構巧みなシナリオに仕上がっていると思う。そこそこ愉しめる作品だった。
#エンドロール付近。現代では、博物館にある…という話、いるかな?現代を舞台にした続編をやるならOKだけど(やんないでしょ?)
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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