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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:ティム・バートン
出 演:ミア・ワシコウスカ、ジョニー・デップ、ヘレナ・ボナム=カーター、アン・ハサウェイ、クリスピン・グローヴァー、マット・ルーカス、アラン・リックマン、マイケル・シーン、スティーヴン・フライ、ティモシー・スポール、ポール・ホワイトハウス、バーバラ・ウィンザー、マイケル・ガフ、クリストファー・リー 他
ノミネート:【2010年/第19回MTVムービー・アワード】作品賞、グローバル・スーパースター賞(ジョニー・デップ)、悪役賞(ヘレナ・ボナム=カーター)
コピー:世界はもう、マトモではいられない…。
子どもの頃に訪れた不思議の国での記憶をすっかり失っている19歳のアリス。好きでもない相手と婚約するはめになった彼女は、チョッキを着た白うさぎを見つけ追いかけるが、穴に落ちてアンダーランドと呼ばれている世界に迷い込んでしまう。今やアンダーランドは独裁者・赤の女王に支配された暗黒の世界になっており、この世界の奇妙な住民たちはみなアリスこそが救世主であるという予言を信じていたため、彼女を待ちわびていたのだった。そして誰よりも彼女を待ちわびていたのは、赤の女王への復讐を誓う謎多き男マッドハッターだったが…というストーリー。
ん~。大ヒット作ではあるが、いままでのバートン作品と比べると違和感だらけ。どうしよう。何か悲しい。もう子供でいちゃいけないと突き放されたような感じで、ものすごく悲しい気分になってしまった。
クリーチャーの動き。もちろんモーションピクチャーじゃないフルCGだから同じになるわけはないと思うは、それにしても、よくあるCGアニメ然としていて、バートン作品らしくない。犬がCGって…。こんな味のない犬が登場したことが、いままでああったかなぁ。奇抜なキャラのオンパレードにように見えるけど、それほど奇想天外でもないし、異形故の苦悩みたいなものが一切ないキャラばかり。
世の中をハスに見ながらも、周りに流されている受動的な少女が、自分で人生を切り開く能動的な女に変わる。そんなテーマをティムバートンがやって、本当に愉しいの?ヘレナ・ボナム=カーターがパートナーになってから、作風がかわったのは気付いていたけど、彼女や子供に流される日々が不満なのかな。どこを楽しめばいいのか。もう、心のどっかがねじくれているティムバートンはいないのか。『シザーハンズ』『ビッグフィッシュ』にあったような、彼の心の奥底に流れてるテーマは無いのだろうか。経済的にも社会的にも家族的にも安定してしまったために、毒までなくなってしまったのだろうか。才能の搾りカスをペタペタ盛り付けたような作品は、信者であっても擁護するのは難しい。ごめん。正直に言うけど、2回寝ちゃって戻したわ。
ただ、いつも最後がぼやけておわるバートン作品が、ラストらしいラストのある作品になっているのは事実。確かにこれなら、大衆に受け入れられると思う。ティム・バートンらしさと、おさまりのよいラストがトレードオフになっているというならば、もちろんワタシは昔を選ぶけど。
まあ、この世界観をディズニーランドのアトラクションにできたら、大人気だろうけどね。この映画、本当におもしろい!と評価されているのかな。多くの人が「まあまあ」って言ってるのでは。むむむ。残念ながら、無理して新作レンタルしてまで観なくて良い。旧作になってからで充分。
また、ティム・バートンに出会える日をたのしみしております。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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