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公開国:アメリカ
時 間:87分
監 督:ティム・バートン
出 演:キャサリン・オハラ、マーティン・ショート、マーティン・ランドー、チャーリー・ターハン、アッティカス・シェイファー エドガー、ウィノナ・ライダー 他
受 賞:【2012年/第79回NY批評家協会賞】アニメーション賞
【2012年/第38回LA批評家協会賞】アニメーション賞
郊外の街ニュー・オランダに暮らす少年ヴィクター。あまり友達と遊ぶことはなく、学校から帰ってくると科学の実験や映画作りに熱中している。そんな彼の傍には、いつも愛犬のスパーキーがおり、ヴィクターが作る映画にはいつもスパーキーを出演させていた。しかし、父親はそんなヴィクターに、活発に運動する子供になってもらいたいと思っており、ことあるごとに野球チームに入ることを薦めていた。ヴィクターが父の望みどおり野球に試合に参加すると、初心者であるにもかかわらず大きな当たりを飛ばす。それをみていたスパーキーは首輪をはずしてボールを追いかけるが、道路に飛び出してしまい、通りかかった自動車に撥ねられ死んでしまう。唯一の親友の死を受け入れらられないヴィクターは、科学の新任教師ジクルスキ先生の気の実験を見て、あることを思いつくのだった…というストーリー。
元は1984年の30分の実写作品(本作はセルフリメイク)。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のコレクターズ・エディションに特典映像として入っているのだが、私は一番最初に発売されたDVDを購入していて、さすがにわざわざ買い直す気もおこらず、ちゃんと観ていない(Youtubeとかで転がっている海外音声のを観ても、字幕ついてるわけじゃないからわからんしね)。
なんか可愛くない犬だなーと思う人もいるかもしれんが、元々ブルテリアっていう設定だから、けっこうブサイク犬なの。でも、見慣れてくると丸っこい胴体とか、実に愛らしい。
大筋は元の作品と一緒だけど、違うところ(というか差し込まれた部分)が多数。なんか目が切れ長のやつがいるなぁとおもったら“トシアキ”君(笑)。スポーツも勉強もできる日本人って設定、なんやねん。ティム・バートンの子供のころにそんな子がいたのかな?でも、トシアキ君の投球フォームがむちゃくちゃ。ティム・バートンがスポーツが苦手なのが丸わかり。また、ティム・バートンの日本ひいき炸裂か?と思っていたら案の定 巨大亀登場。『ピーウィーの大冒険』ではゴジラを出していたものね。ガメラといっても金子修介版のフォルムに近いところが、また特撮“ウィニー”っぷりを発揮している。
元の作品には、これら野球シーンもないし、友達が同じように“復活”させちゃうシーンもない。よって“ガメラ”もでない。復活したスパーキーを大人たちが気持ち悪がって、風車小屋まで追い詰める流れは一緒だけど。
いつもどおりのティム・バートン…というか、昔のティム・バートンそのままの作品。マペット造型は『コープスブライド』と一緒。何か“普通の大人”のデザインが微妙に気持ち悪いバランスだったりする。
肝心の最後の大盛り上がりのところで、何故か飽きてしまうというもの一緒。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』もジャックがプレゼントを配り始めて大混乱!っていうのが最後の山場なのに、だんだん飽きてくるのと一緒。良いところも悪いところも、昔ののまま。
大衆ウケするとは思わないし、大衆ウケしちゃいけないと思うのね。元の作品はディズニーからダメ出しくらってお蔵入りしたくらいのエグさがあったが、そういう教育上のモラルから脱輪しそうでしない危うさが良かったんだけど、本作は完全にレールから外れる気配すらない。そのせいか、ティム・バートン自身のかつて飼っていたペットへの思い…とかそういう純粋なエネルギーが減衰してる気がする。まあ、簡単に言えば、もっと悪ノリして欲しいなと、そう思う。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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