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image1267.png公開年:1987年
公開国:アメリカ
時 間:94分
監 督:ジョエル・コーエン
出 演:ニコラス・ケイジ、ホリー・ハンター、トレイ・ウィルソン、ジョン・グッドマン、ランドール・“テックス”・コッブ、ウィリアム・フォーサイス、フランシス・マクドーマンド、サム・マクマレー、M・エメット・ウォルシュ 他




コンビニエンス・ストア強盗の常習で何度も服役していたハイ・マクダノーは、婦人警官のエドに一目ぼれしてしまい、猛アプローチの末、出所後に結婚。それを機に工場でまじめに働いていた。家族が欲しかった二人だったが、しばらくしてエドの不妊症が発覚。あまりのショックで彼女は警察を退職してしまう。養子を貰おうにも、前科持ちのハイでは審査が通らない。エドはノイローゼになり、夫婦仲は冷え込む一方。そんなある日、家具チェーン店のオーナーであるネイサン・アリゾナ夫妻のところに5つ子が生まれたというニュースが。5人もいるなら1人いなくなっても大丈夫だろうと、なんとネイサンの家から1人の赤ん坊を盗んでしまう。あまりの可愛さにエドは狂喜するが、一方で罪悪感を感じ…というストーリー。

荒削りではあるが、以降のコーエン兄弟作品のコメディのエッセンスがふんだんに盛り込まれている。

謎のライダーが唐突に登場し、一体どういう風にからんでくるのか…と、主軸のストーリーに若干稚拙な部分があるのだが、この得体の知れない存在のおかげで、うまく目をそらすことに成功している。終盤にストーリーにがっちり絡んでくるが、実に稀有なキャラクター。警察を呼ぶといわれて、ロードランナーばりに消えるのは、本作のドタバタが、ワーナーアニメのようなノリで作られていることを表している。犬に追いかけられるシーンも同様。実はヘビーな内容が、カートゥーンチックなスピード感とよく相まっている。

刑務所仲間の二人がどうからんでくるのか…もポイントだが、ライダーか彼らのどちらかが犯人ということで最終的に決着がつくのだろうと予測していたが、いずれにもならず。このスカしかたはなかなか。しかし、ボンネットのくだりなど、この二人にまつわるギャグの部分は、無駄に感じる部分が多数。まあ、そこはご愛嬌だ。

なんともせつない正夢で終わる最後も、なかなか秀逸。良質なコメディだが、吹き替えのDVDを出すべき。
#昨日の『アダプテーション』のニコラス・ケイジと本作の彼が同一人物とはとても思えない…

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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