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image1930.png公開年:2010年
公開国:カナダ
時 間:102分
監 督:イーライ・クレイグ
出 演:タイラー・ラビーン、アラン・テュディック、カトリーナ・ボウデン、ジェシー・モス、フィリップ・グレンジャー、ブランドン・ジェイ・マクラレン、シャーラン・シモンズ 他





トイレ設置業者のタッカーとデイルは親友同士。二人はこつこつお金を貯めて、念願の別荘を購入。バカンスをその山小屋で過ごそうと森へ向かう。その途中、キャンプにやってきた大学生のグループと遭遇。デブでヒゲ面でまったく女性に縁の無いデイルはグループの女子に興味津々。どうせ自分なんか…と諦めようとする彼を、「人生は短い、勇気を出して笑顔で話掛けてみろ」と励ますタッカー。勇気を奮って近寄るデイルだったが、荒くれ者みたいな風貌で大きな鎌をもって近づいたものだから、大学生たちは殺人鬼を勘違いして逃げ出してしまう。ガッカリしつつも、気を取り直して別荘へ向かう二人。いい気分のまま夜釣りに出かけると、そこには水辺で遊ぶさっきの大学生たちが。しかし、その中の一人の女子が溺れてしまったことに気付き、助けるタッカーとデイル。しかし、その救出の場面を見た他の大学生は、拉致されたと勘違いし逃げ出してしまい…というストーリー。

ジャケット画像はまるでコメディ。私も、気分転換に軽いコメディを…と思って借りたのだが、全然違った。

山男というか犯罪者というか、とにかくあぶない風体の二人組みなのだが、気持ちはピュアな二人。デブのデイルにいたっては、くまのプーさんばりの優しさで、実際に“妖精”さん。そこに、ホラー映画ではおきまりの、キャンプにやってきた大学生。アンジャッシュのコントみたいに、二人を殺人鬼と勘違いするネタをずっと展開して、結果的にコメディになっていくのかと思っていた。

確かに、序盤はホラーになる気配すらなく、中盤になってもホラーになりそうでならない寸止め状態が続く。むしろ、大学生側のヒロイン役の女の子とデイルの関係にスポットがあたりはじめ、ラブコメディの要素まで臭ってくる。ところが、しっかりと裏切ってホラー作品になるのだ。
おお、やっぱりやっちゃうのかよー的なメタな視点と、どこまで踏み込むのかわからない感じ。それに加えて、主人公デイルと女子大生のグローイングアップストーリーがウマく絡み合う。この、シチュエーションコメディとホラーの絶妙な融合は他に類を見ない。

おいおいおい!って感じで人は死んでいくんだが、明らさまなコメディ調ではなく、しっかりホラー的に死んでいく。小屋の柱のくだりとか、まあ判りやすい伏線なんだけど、くだらねぇ…ではなく、あ~あ~と思わせてくれるのは、決してコストがかかっているわけではないのだが十分なクオリティの特殊メイクのなせる業。

あまり語りすぎるとおもしろくなくなるので、これ以上言わない。落とし所が見えないので、先読みがしにくいというホラーとしては秀逸な出来映え。これは秀作だと思う。是非観て欲しいお薦めの作品。
#これは今年の大晦日にでも、TV放映すべき。絶対ウケる。各局、放映権を争奪すべし!

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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