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image1914.png公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:118分
監 督:ゲイリー・マーシャル
出 演:ハル・ベリー、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョヴィ、アビゲイル・ブレスリン、クリス・“リュダクリス”・ブリッジス、ロバート・デ・ニーロ、ジョシュ・デュアメル、ザック・エフロン、ヘクター・エリゾンド、キャサリン・ハイグル、アシュトン・カッチャー、セス・マイヤーズ、リア・ミシェル、サラ・ジェシカ・パーカー、ミシェル・ファイファー、ティル・シュヴァイガー、ヒラリー・スワンク、ソフィア・べルガラ、ケイリー・エルウィズ、アリッサ・ミラノ、コモン、サラ・ポールソン、カーラ・グギーノ、ラッセル・ピーターズ、ジェームズ・ベルーシ、ジェイク・T・オースティン、ジョーイ・マッキンタイア、ショーン・オブライアン、ラリー・ミラー、ジャック・マクギー、イヤードリー・スミス、ドレナ・デ・ニーロ、ペニー・マーシャル、クリスティーン・レイキン、アール・ローズ、チェリー・ジョーンズ、キャスリーン・マーシャル、デヴィッド・ヴァルシン、パトリック・コリンズ 他
ノミネート:【2011年/第32回ラジー賞】 ワースト作品賞、ワースト主演女優賞(サラ・ジェシカ・パーカー『I DON'T KNOW HOW SHE DOES IT』に対しても)、ワースト監督賞(ゲイリー・マーシャル)、ワースト・アンサンブル演技賞

ニューヨークの大晦日、8組の人々の物語。タイムズスクエアでのカウントダウン・イベントの責任者を任されたクレアは、その責任の重大さから神経質になっていたが、そんな彼女をニューヨーク市警のブレンダンが手助けする。セレブが集まるパーティの仕事が入り大忙しのケータリング会社社長ローラは、タイムズスクエアでのカウントダウン・ライブに出演する元カレのロックスター・ジェンセンと再開してしまう。死期の迫った孤独で頑固な老人スタンは、かつて娘とすごした大晦日を思い出していた。そんな彼を看護士のエイミーは優しく見守る。長い間会社に尽くしてきた40過ぎのイングリットは、そんな自分がイヤになり辞職し、仕事のせいで叶うことのなかった“目標リスト”を開始する。ビジネスマンのサムは、去年の大晦日に出会った女性と交わした約束が気になって仕方が無い。大晦日が嫌いな男ランディは、女性とエレベーターに閉じ込められてしまう。友だちとカウントダウンを見に行く約束をした15歳ヘイリーだったが、心配性の母親が許してくれるはずもない。大晦日に出産を予定している妊婦は、新年で一番初めに生まれた子供に賞金が出ること知り何とかタイミングを合わせようとするが…というストーリー。

大晦日のニューヨークを舞台にして、基本的に男女間の出来事が多数並行して描かれる。日本人にはピンとこないが、タイムズスクエアの“ボール・ドロップ”というやつの現場周辺で、展開する。各々のエピソードは小ネタなんだけど、それらの雰囲気が合わさって何となくニューヨークの雰囲気が感じ取れる。そんなお話。
#新年のカウントダウンに合わせて玉がゆっくり落ちていくらしいんだけど、なにがおもしろいんだかさっぱりわからんけど。

どうしても『ラブ・アクチュアリー』と比較してしまう。『ラブ・アクチュアリー』のように恋愛しばりではなく、父娘、母娘のエピソードも含まれるのだが、ほとんどが男女間の恋愛・結婚に関するお話。ロバート・デ・ニーロの病人の話と、ヒラリー・スワンクのボール・ドロップの話は恋愛とは無関係で、浮いた感じ。サラ・ジェシカ・パーカーの母娘の話も異質かも。はっきりいって統一感がない。恋愛でなくてもいいが男女の話でくくるか、むしろ、老人と子供とか恋愛と無関係のエピソードを挟めば、トータルバランスは取れたと思う。

また、ロバート・デ・ニーロとヒラリー・スワンクの件が最後には繋がったりするし、歌手ジェンセンとそのバックコーラスの女性のエピソードも繋がる。こういう融合があると、普通は鳥肌が立ったりするものだが、そういうゾワっという感じや、ワクワクが一切感じられない。ワクワクしないロマンス系の話なんかに観る価値があるだろうか。

イングリットの目標リストのあたりは、すごく面白くなりそうなのに、ただこなしていく感がすごい。バリ風のスパとか舞台装置とか、アイデアはわかるけど、それをやった後に何もないのが痛すぎる。ジェンセンとクレアにいたってはヨリを戻しただけで、それ以上でも以下でもない。
舞台は新年に向けて刻々とカウントダウンするけれど、そこにいるすべてのキャラクターが、一切変化も成長もしない。何がつまらないかって、それが一番つまらない。人間ドラマ自体がつまらない。『ラブ・アクチュアリー』の8分の1くらいしか面白みがない。ゲイリー・マーシャルってこんな系統の作品ばっかり作ってるのにね。駄作。
 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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