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image1763.png公開年:2008年
公開国:アメリカ
時 間:111分
監 督:アレクサンドル・アジャ
出 演:キーファー・サザーランド、ポーラ・パットン、エイミー・スマート、メアリー・ベス・ペイル、ジョン・シュラプネル、ジェイソン・フレミング、キャメロン・ボイス、エリカ・グラック、ジュリアン・グローヴァー、ジョシュ・コール、エズラ・バジントン 他
コピー: 感じる。その奥に秘められた存在を──



NY市警刑事のベンは、誤まって同僚を射殺してしまい停職処分に。そのショックからアルコールに溺れ、家族とも別居。妹の部屋に居候しながら、家族と再び暮らせるように社会復帰を目指していた。ある日ベンは、5年前の大火災で閉鎖されるも、解体費用がないため保存されているメイフラワー・デパートの夜警の仕事に就くことに。勤務初日、建物内にあった巨大な鏡に興味を惹かれ近づいていくと、突然激痛に襲われたり、鏡の中にいるはずのない焼けただれた女性の姿を見てしまうなど、次々と恐怖体験に襲われ…というストーリー。

その大火事の廃墟に、そういう霊みたいなのがいるんだろうな…ってのが始めの10分で判るわけだが、はたしてそれ以上の何かがあるのか…。是非そこを裏切ってもらわないと。

根本的に守るような資産がないような建物を、夜中に二時間毎に見回る必要なんか無いわけで、なんで給料を払ってまでそんなことをしているのか?と普通は思っちゃう。きっとそこにストーリー上の秘密があるんだろうな?なんて考えてしまうわけだが、残念ながらそういう視点は無かったみたい。

デパートの前は病院でした…なんて、そこまで都合よく持ってきたら、ストーリーなんかどうとでもなっちゃうだろ!と思いつつ、百歩譲って、これから人間ドラマに比重がシフトしていくんだろう…、この建物の謎を解明しながら、自分の人生も変えていくような展開になるんだろう…と好意的に観ることに。しかし、家族にスポットこそ当たり始めるものの、結局、登場人物の誰一人として、心の変化も成長もしない。これでは人間ドラマとはいえない。
#そこを軸に展開すべきだと思うんだけどな。
ただ病院のくだりをもってきて、まわりくどく説明しただけだった。ごっちゃごちゃにこねくり回しすぎて何がいいたいのやらわからん。オチも非常につまらなかったし。

細かい部分も「はぁ?」って言いたくなるところが盛りだくさん。遺留品があるかもしれないバスタブの水を、何の躊躇もなく栓を抜いて流しちゃうとか、非常に馬鹿馬鹿しい。ホラー作品なのに、ドッキリのツボも微妙に外れているし。
これは、お薦めできない。

#吹き替えの声がジャック・バウアーなのは、同じ俳優だからって安易に決めたんだろうけど、本作の役柄には合っていないわ。そんな声力は不要。



負けるな日本

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一日一シネマ。読んだら拍手ボタンを押してくだされ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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