[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
公開年:2005年
公開国:アメリカ
時 間:103分
監 督:ノーラ・エフロン
出 演:ニコール・キッドマン、ウィル・フェレル、シャーリー・マクレーン、マイケル・ケイン、ジェイソン・シュワルツマン、ヘザー・バーンズ、クリスティン・チェノウェス、ジム・ターナー、スティーヴン・コルバート、デヴィッド・アラン・グリア、スティーヴ・カレル、エリザベス・モンゴメリー、ディック・ヨーク、リチャード・カインド、エイミー・セダリス 他
受 賞:【2005年/第26回ラジー賞】ワースト・スクリーン・カップル賞(ニコール・キッドマン)
コピー:愛という、永遠の魔法。
普通の恋。それは、たったひとつ叶わない夢。
魔女のイザベルは、普通の生活・恋がしたいと人間へ。一方、落ち目の俳優ジャックのもとに、TVドラマ『奥さまは魔女』のリメイクでダーリン役が舞い込んでくる。このドラマに復活をかけるジャックは、自分が目立つようにサマンサ役に新人女優を起用するよう要求するが、オーディションを繰り返すものの、なかなかイメージ通りの女性が見つからない。困っていると、偶然にもイメージにぴったりのイザベルを街で目撃し、声をかける。なんとか口説き落としてオーディションを受けさせると、彼女は大抜擢されるのだった。こうして本当の魔女であることを隠して撮影に入るサマンサだったが…というストーリー。
実は、以前鑑賞したものの、あまりのつまらなさに途中で観るのをやめた作品である。なぜ、もう一度観ようと思ったかというと、昨日の『魔法使いの弟子』と似ているような気がしたから。“魔法つながり”とか、そういう単純なことではない。元になるメジャーな作品があり、それをそのままリメイクするのではなく、かなりカスタマイズしている点。大筋のプロットはしっかりしているのに、端々の味付けがてんでなっていない点。盛り上がるべきとところで盛り上がらず、時間とともにキレイに尻すぼみになる点…である(要するに企画倒れってことかな)。
くたびれたダメ男の役が登場するのは悪いとは思わないが、ウィル・フェレルなのは納得いかない。ダメ男だけど女性からみたら可愛いところもあって憎めないわ…っていうキャラがよいのであって、ウィル・フェレルは本当にくたびれてるおっさんである。イザベルが恋に落ちるのも判らないでもない…っていう部分がないと成立しないと思うのだが、女性の方々は共感できたのだろうか。
#ウィル・フェレルに、私は“日本未公開男”の称号を与えている。
では、恋愛要素がだめなら、ドタバタ要素で愉しませるしかない。しかし、勝手に勘違いして、勝手に変な魔法をかけて、勝手に騒いで、これじゃただのノイローゼ人間の所業。おもしろくもなんともない。魔法のお話というのは、オールマイティーな能力なだけに、話をどうにでももできちゃうという落とし穴がある。だから、魔法じゃどうしようもない条件や弱点を付けたり、もっと強い敵の設定をつくったり、その落とし穴にハマる危険を避けるように腐心するのが普通である。それなのに本作は、安易に話を転がして、次々と落とし穴にハマり続け、観進める度に、もうどうでもいいや…という気分にさせてくれる。
終盤は網膜に画像が映っているだけで、内容が一切頭に入らなかった。父親とおばさん女優の関係はどうなった?ドラマはその後どうなった?結局、お互いをどう理解したんだっけ?思い出そうとしてもしっかり思い出せないくらい。
結局は、メッセージ性が何もないと、人を二時間集中させることは難しいってこと。『魔法使いの弟子』も同様だね。もちろんお薦めするわけが無い。
#まあ、ニコール・キッドマンがかわいいと思える、最後の作品ではある。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |