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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:110分
監 督:ジョン・タートルトーブ
出 演:ニコラス・ケイジ、ジェイ・バルシェル、アルフレッド・モリナ、テリーサ・パーマー、モニカ・ベルッチ、トビー・ケベル、オマー・ベンソン・ミラー、アリス・クリーグ、ジェイク・チェリー、ペイトン・ロイ・リスト、ニコール・インガー 他
コピー:この夏、ディズニーが贈るNY魔法大戦争!
太古より続く魔法使い同士の争い。善の魔法使いマーリンの弟子バルサザールは、同じく弟子で恋人のヴェロニカの犠牲により、邪悪な魔法使いモルガナを封印する。完全にモルガナを殺すことができるのは、真の後継者であると言い残しマーリンは死去する。それからバルサザールは1000年にわたって“選ばれし者”を探索し続けた。そして、原題のニューヨークでついに発見するも、その青年デイヴは物理研究に没頭するオタク大学生。バルサザールは強引に自分の弟子にして、特訓を開始するのだが…というストーリー。
こりゃ多分ダメだろうなと思いつつ鑑賞。案の定、冒頭の4分程度の説明からしてさっぱりピンとこなくて、もう、ダメだこりゃ状態。ジェリー・ブラッカイマー製作なのだが、まわりくどい説明が必要な作品はブラッカイマーには向いていないんじゃないかな(ましてや子供向けなら)。
いい魔法使いと悪い魔法使いがいて…まではよい。でも、世界征服が目的ってもっともらしいけど、悪い魔法使いは具体的に何をどうしたいのやら。争う大義も私怨もよく見えてこないから、『ハリー・ポッター』のように感情が揺れることもない。小ネタ大ネタのバランスが悪いし、効果的な伏線もない。
逆に、魔法の面白さを映像的に愉しむことが主眼だっとしても、ワクワクするヴィジュアル表現でもない(警官に化けるところとか普通の姿に戻るところは表現せずに、編集で繋ぐセンスってどうなんだろうね)。
おまけに、修行シーンが冗長で実につまらなくて、全体のテンポを阻害している。『ファンタジア』のミッキーの魔法使いの弟子のように、リズミカルに愉しくモップたちが動くのを期待した人は多いと思うのだが、バタバタととっちらかしただけ。あそこを愉しく表現してこそリメイクの意味があるんじゃなかろうか。
とにかく、盛り上がる部分もメリハリも無くて、挙句の果てには、終盤寝てしまうほどの緊張感の無さ。赤点ギリギリの作品で、新作料金でレンタルすると損したと思うだろう。お薦めしない。続編を臭わしているのが恥ずかしくなる作品。
#プラズマは物質じゃなく状態です。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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