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公開国:アメリカ
時 間:120分
監 督:ブルース・ロビンソン
出 演:ジョニー・デップ、アーロン・エッカート、マイケル・リスポリ、アンバー・ハード、リチャード・ジェンキンス、ジョヴァンニ・リビシ、アマウリー・ノラスコ、マーシャル・ベル、ビル・スミトロヴィッチ 他
コピー:最低な毎日は“最高”だ。
1960年のプエルトリコ。NYから来たポール・ケンプは、地元の新聞社の求人に応募しやってきた。嘘だらけの履歴書だったか、なんとか採用される。しかし、上司は神経質すぎるし、同僚の新聞記者たちはまともに仕事をしておらず、新聞事態も発行部数は右肩さがり。ポール自身もそれほど意欲的ではなかったため、同僚と一緒に酒漬けの毎日に。そんなある日、不正な不動産取引で金儲けを企むサンダーソンという男が、ポールに接近してくる。彼は、島のリゾートホテル売買の宣伝広告を担当してほしいという。ポールの意思とは無関係に、どんどんその悪巧みに巻き込まれていくが、当のポールは、サンダーソンの婚約者のシュノーに心奪われてしまい…というストーリー。
話はゴチャゴチャする一方で、どんどん巻き込まれていき、カオス状態になっていくんだけど、彼女のくだり、島のリゾート化計画のくだり、新聞社の倒産のくだり、各々の傍線が特に盛り上がるわけではない。魅力的なロマンスが展開されるわけでなし、守銭奴どもに一杯食わせるわけでもし、なんとか新聞を刊行してジャーナリストして一矢報いるわけでもし。
一番盛り上がったのは、ダイナーでプエルトリコ人に追われて、カーチェイスになるくだり。これがピークだということで、この映画のレベルを推して知るべし…って感じ。っていうか、傍線だけで、主筋がないよね。
エンドロールで、本作が実話であることを知る。ハンター・S・トンプソンの自叙伝らしいのだかわかるわけがない、劇中の主人公はポール・ケンプという名だし。あの有名なジャーナリストであるハンター・S・トンプソンに、こんなことがあったんだぁ…という興味が沸く人には面白いだろうが、根本的にハンター・S・トンプソンを知らなければ、ただのなんだかわからない話だと思う。自分がプエルトリコで体験した、不思議な出来事を、つらつらと並べただけ。
廃人一歩手前の同僚も、ストーリー上、大事な役回りをするのかと思いきや、別にたいしたことをしないのは、実際にそういう人がいたんだもん…って、それだけのことなんだよね。
ただ、もしかすると、事件がおこりそうで一切おこらないという、この人を喰った寸止めシナリオは、わざとなのかもしれない。高度な仕掛けというか、プレーというか。一体、どういう映画なのか、最後までつかめずにわるのだから。ジョニー・デップ自身が製作に名を連ねていることだ、色々計算ずくで、この内容なのかも。でも、個人的には、お薦めし難い。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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