[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
公開国:アメリカ
時 間:119分
監 督:ジョン・フランケンハイマー
出 演:ジーン・ハックマン、フェルナンド・レイ、ベルナール・フレッソン、ジャン=ピエール・カスタルディ、キャスリーン・ネスビット、フィリップ・レオタール、シャルル・ミロ、エド・ローター、アンドレ・ペンヴルン 他
ノミネート:【1975年/第29回英国アカデミー賞】主演男優賞(ジーン・ハックマン)
コピー:前作パート1を巨大な予告篇として(ドラマ)は遂にクライマックスへ突入! 刑事ポパイ、マルセイユへ!
ニューヨークで取り逃がしてしまった麻薬王シャルニエを追って、ドイル刑事はマルセイユに行く。“フレンチ・コネクション”と呼ばれる麻薬ルートを解明するために、マルセイユ警察のバルテルミー警部と協力して捜査にあたるはずだったが、バルテルミーのドイルの扱いは冷たく、捜査協力とはほど遠い状態。さらに、痺れを切らしたドイルが、指示を無視して行動すると、すべてが裏目に出てしまい、ますますマルセイユ警察からの信頼は薄れていくのだった。そんな中、シャルニエが街中でドイルを発見してしまい、自分の側まで捜査が及んできていることを察知してしまう。そこで、ドイルを拉致監禁し、麻薬中毒にして情報を聞き出そうとするのだが…というストーリー。
前作の完全な続編(というか解決編)。前作は、本当にこれアカデミー作品賞なの?って思ったくらいピンとこなかったのだが、やっぱり次作もいまいちだった。私には合わないんだと思う。
地元警察とうまくいかないってくだりからスタートするなら、その後だんだん絆が生まれるバディ物にするってのが、私のセンスなのだが、すごく中途半端。
まず、薬を打たれて回復するまでのくだりが、そんなに長い必要があるだろうか。観終わってから振り返ると、実はこのくだりが一番の見所だったりする。でも、それを通して、これまでこじれ気味だった現地のバルテルミー刑事との関係がよくなるというわけでもなく、話の転換ポイントとして有効に機能していない。
薬で朦朧となっているときに、ドイルの腕時計を奪っていくババァ。普通は、あの時計で足が付くとか、そういう展開になるのが普通だと思うのだが、ただ盗んだだけ。もし、時間を判らなくする必要があるんなら、薬を打つときにチンピラにはずさせればいいだけ。
ドイルの特徴が“しつこい”というのはわかるが、いくら、監禁場所を発見したからといって、放火するのは、ダメだろう。
で、バルテルミー刑事との関係が深まる(?)のは、その放火の後、水の中から救出されたとき。とは言っても、そこで命を救ってやったろ! と恩を着せて便宜をはかってもらうだけで、関係が深まったとは言えない。
そんな中途半端なら、徹頭徹尾、誰一人協力者のいないアウェー状態で、周囲の理不尽さを押しのけて頑張る姿を見せたほうがよっぽど良かったと思う。
事件解決に手の込んだトリックを見抜くとか、そういうこともなく、直球で張り込みするだけという芸のなさ。どうせ、最期はドイルがスタンドプレーでがんばって終わるんだろうな…と思ったらその通り。前作は、すばらしいカーチェイスの場面があったので、ストーリーがいまいち気に喰わなくても、愉しめる部分があったのだが、今回は、ひたすら走るだけ。ジーン・ハックマンがトタドタ走るのを観て、がんばってるなーとか共感できる人がいるのかもしれないが、スピード感のないラストに正直飽きた。
ただ、それでも、前作よりはシンプルに仕上がっているので、まあなんとか最後まで観られた。凡作。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |