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公開年:1996年
公開国:アメリカ
時 間:91分
監 督:ジョン・グレイ
出 演:スティーヴン・セガール、キーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ、ボブ・ガントン、ブライアン・コックス、ジョン・M・ジャクソン、ミシェル・ジョンソン、スティーヴン・トボロウスキー、ロバート・メイルハウス、リチャード・ガント、ウェンディ・ロビー、ニッキー・コックス 他
コピー:セガール・アクションの原点。
ロサンゼルスでは、被害者を十字架にかけられたキリストのように磔にする連続殺人事件が発生しており、市民はその犯人を“ファミリーマン”と呼んでを恐怖に慄いていた。ニューヨークから赴任してきたジャック・コールは、殺人課の刑事ジム・キャンベルと組んでファミリーマン事件に当たることになった。捜査を進めていく中、再びファミリーマン事件が発生するが、被害者はジャックの前妻で、ジャックの指紋が多数発見され、彼は窮地に立たされ…というストーリー。
“沈黙”してないセガール。
本作を観ると、スティーヴン・セガールってて使えない奴なのかも…と思ってしまう。その一番大きな要員は、彼の演じるキャラクターがサスペンスや謎解きモノとマッチしないという点である。
本作で彼の仕事の幅は狭まったと思うし、実際その後は沈黙シリーズという復讐とマーシャルアーツアクションだけの人になってしまった。
コールに殺人の濡れ衣を着せようとしたのはわかるが、結局、元々のファミリーマンの事件とは全く無関係ということなのか?ファミリーマンは野放しなのか?
密輸事件の話になって、コールの過去の話になるのだが、サイコスリラーテイストではじまっておきながら、後半は“ファミリーマン”のことはどこかに吹っ飛ばしてしまう。そんなことって許されるのだろうか。
“グリマーマン”というタイトルのとおり、たしかに光のようなアクションをみせてくれてはいるけれど、そう呼ばれていた過去があるという以上のものはなく、わざわざタイトルにするほどの意味も効果もない。
ミステリアスな過去をちらつかせているが、謎の人物である意味はあっただろうか。普通にニューヨークの腕利き捜査官だった男が罠にハメられる…という展開でも、何の問題もなかっただろう。セガール側のキャラ作りの要望に従っただけなのかもしれないが、無駄に謎の人物を強調しすぎていると思う。
まるで、思いつきでエピソードを並べたようなシナリオ。行き当たりばったりで、ぼんやりと固まっていない状態で製作を続けていたのでは?と思えてくる。
また、常に上から目線のコール刑事の態度が、ミステリアスを通り越して高慢なだけに思え、それがバディ物ととしてのおもしろさを阻害している。それでも、黒人刑事ジムを演じたキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズという役者が、もうちょっとユニークな演技を見せてくれればバランスはとれたかもしれない。残念ながらセガールの個性と対峙できるレベルではなかった。この演技では、次にいい仕事がもらえたとは思えない。
セガールにとってもウェイアンズにとっても、そしてジョン・グレイという監督にとっても、ウィークポイントばかりにスポットが当たってしまって、後のキャリアの幅を狭めてしまった作品といえるのではないだろうか。
#まるで、セガールの出世作みたいなコピーだけど、実際は真逆だと思っている。
中古とはいえDVDを買ってしまったことを後悔してしまった作品。お薦めしない。
負けるな日本
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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