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image0316.png公開年:1998年
公開国:アメリカ
時 間:128分
監 督:リチャード・ドナー
出 演:メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー、ジョー・ペシ、レネ・ルッソ、クリス・ロック、ジェット・リー、ダーレン・ラヴ、トレイシー・ウルフ、デイモン・ハインズ、エボニー・スミス、スティーヴ・カーン 他
ノミネート:【1999年/第8回MTVムービー・アワード】アクション・シーン賞(メル・ギブソン、ダニー・グローヴァー:カーチェイス・シーン)、ブレイクスルー演技賞[男優](クリス・ロック)、コメディ演技賞(クリス・ロック)、悪役賞(ジェット・リー)
【1998年/第19回ラジー賞】ワースト助演男優賞(ジョー・ペシ)
コピー:最悪の事態発生!奴らが昇進した!!

ロス市警刑事のリッグスとマータフは、ローナとリアンが妊娠していることを、任務中にお互いから知らされる。それから9ヶ月後、2人がレオと釣りに出かけると、不審な大型船に遭遇する。突然銃撃してきたため応戦。乗船して船員との格闘の末に大型線を座礁させるが、残った船員は取り逃がしてします。その船は中国からの密航船である事が判明し、船にいた密入国者が次々と入管に連行されていく中、マータフは避難用ボートの中に隠れていたホン一家を発見する。マータフは違法と知りながら彼らを自分の家に匿ってしまう。そんな時、2人の無謀な捜査が原因でロス市警が保険を打ち切られてしまったため、ロス市警は2人を警部に昇進させ、デスクワークをさせておくことにしたのだが…というストーリー。

中国マフィアの台頭が問題になっていた頃。いまとなっては中国人よりも韓国人が厄介な存在に(古い映画になっちゃったな)。

前作から6年も経過しての、まさかのファイナル復活。この6年の間に、メル・ギブソンは『ブレイブハート』で監督賞に作品賞をゲット。そりゃあ後ろ髪も無くなるわ。
結局4作全部をリチャード・ドナー監督が皆勤賞。シリーズ作品を同じ監督が始めから最後まで全部手掛けるって、あるようで無い。メイン配役だけでなくサブ配役まで皆勤賞なのもすごい。やっぱ奇跡のシリーズなんだよ。
#ちなみに、“3"と本作の間に、メル・ギブソン主演で『陰謀のセオリー』(1997)という作品を撮っている。『リーサル・ウェポン』を越えるクレイジー(というかモノホンのクレイジー)っぷりで、そのブチ切れ具合が好き。また、その前年にはメル・ギブソンとレネ・ルッソが夫婦役の『身代金』なんてのもある。どちらも好きでDVD購入済。そいつらもまた観たくなってきたぞ。

冒頭のトンデモ逮捕劇のさなかに、お互いにローナとリアンの妊娠を知ってしまうリッグスとマータフ。それから、あっという間に臨月の頃までタイムスリップ編集。だらだらしないのが、ドナー流。

前作は降格で、今回は昇進。犬は2匹とも飼っていてホっと安心。脱臼ネタに精神科医のくだりと、お約束のエピソードは全て盛り込まれており、これまで観たファンはニヤリとしないわけがない。128分と、これまでの中では最長で、若干冗長と思われるかもしれないが、それはラストなので許そうじゃないか。

“3”までで同じレベルのハチャメチャ具合になったリッグスとマータフだったが、脱法具合ではとうとうマータフが追い抜いた。肉体の老いを痛感するリッグスが落ち着き気味になっているのと比較して、もっとロートルなマータフのほうがブチギレぎみになることが多かった。ラストの戦いは、人の心を踏みにじった奴らに対する怒りと、ファミリーに対する無限の愛に加えて、自分の中の消えかかった種火みたいなものを最後に輝かせよう…みたいなそんな感情が入り混じった感じだった。

本作ではあまり事件には絡まなかったレオだったが、最後の大団円ではキーマンに。墓地でのカエルのエピソードは何がなんだかよくわからないけど、なんか苦笑いとほっこりが混ざった不思議な気持ちにさせてくれる。いい歳こいた妊婦のくせにじゃじゃ馬っぷりはそのままのコールもいい味。妊婦アクションなんて、『リーサル・ウェポン』シリーズならではだろうな。

とはいえ、ストーリー自体は、さすがに4作目ともなると疲弊しているのだが、ジェット・リーが初悪役のキャラを見事に演じきってくれたおかげでなんとかバランスがとれている印象。毎回、味のあるキャラが新登場して、次回作に繋がるわけだが、今回新登場のクリス・ロック演じるバターズ刑事は、残念ながらジョー・ペシやレネ・ルッソのレベルには未達。本当のラストっていう状況を覆すには力不足だったか(まあ、それは仕方が無い)。

いや、いいのいいの。私は最後の墓地→病院の流れで、100%涙が出そうになる。何度観ても、こんなにすっきりとほっこりが確実に感じられる作品は無いよ。4作まとめて観るべし。超お薦め。



負けるな日本

 

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出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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