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公開国:イギリス、フランス
時 間:120分
監 督:エドガー・ライト
出 演:サイモン・ペッグ、ニック・フロスト、ジム・ブロードベント、パディ・コンシダイン、ティモシー・ダルトン、ビル・ナイ、ビリー・ホワイトロー、エドワード・ウッドワード、ビル・ベイリー、デヴィッド・ブラッドリー、ケヴィン・エルドン、レイフ・スポール、カール・ジョンソン、オリヴィア・コールマン、ケン・クラナム、ピーター・ワイト、アン・リード、ジュリア・ディーキン、パトリシア・フランクリン、ポール・フリーマン、スチュアート・ウィルソン、アダム・バクストン、ロン・クック、マーティン・フリーマン、ルーシー・パンチ、デヴィッド・スレルフォール、スティーヴン・マーチャント、スティーヴ・クーガン、ケイト・ブランシェット、ピーター・ジャクソン 他
コピー:呼ばれてないけど、参上。
ロンドンの警官・ニコラス・エンジェルは、検挙率№1で9回も表彰されたほどの優秀な巡査。しかし、その優秀すぎる能力のせいで、組織内で疎まれ、地方の村サンドフォードに左遷されてしまう。サンドフォードは、イギリスで一番安全といわれる村で、事件らしい事件はおこらない。エンジェルは、軽微な事件を見つけては、片っ端から逮捕していくが、警察署長や町の自警組織は、強く罰することばかりが社会維持の最良作ではないとして、すべて温情処理してしまう。そして、彼に残された仕事は、地域の集会の警備などの閑職で、まったく馴染めないまま。おまけに、警察署長の息子・若手警官ダニーとコンビを組まされることに。トロくて能天気で警官映画オタクな彼と、エンジェルは噛み合わず、完全に嫌気がさしてしまうのだった。そんなある日、村を訪れた役者と、彼と付き合っていたと思われる村の女性が無残な死に方をする事件が発生。その後も、次々と不審死が続くが、村人たちは事故だといって心配する様子もない。絶対に殺人事件だと確信するエンジェルは、ダニーと共に捜査を始め…というストーリー。
冒頭のチョケっぷりで、イギリス映画でありがちな寒いお笑い作品か?とかなりゲンナリ。着任してからも、低レベルのお笑いネタが重ねられ続け、何も感じていなかったのだが、サンドフォードの住人が、わざとらしい笑いを連発してくるあたりで、「ありゃ、こりゃ何か違うぞ?」と気づき始める。
コメディ映画としておかしな村人を登場させている…という演出ではない。とある理由があって、村人がおかしな人を演じているという“実際の状況”を描いているのだ。
それに気づいた直後、作品全体が得体の知れないサスペンス臭で満ち溢れる。この空気が作れてしまったら、その後、どれだけつまらないギャグや、わざとらしい伏線を配置しようとも、「もしかしてミスリードか?」「何かのひっかけか?」と深読みしてしまう。
同僚の警官たちは、イギリス人=不細工という風評を逆手にとって、実際に不細工なイギリス人の代表みたいなのばかり集めているのだが、これすら、なにかの伏線か?と思うほどだ。
これを計算してやってたとすると、スゴイことだな…と思ってたら、監督・脚本は『ショーン・オブ・ザ・デッド』のエドガー・ライトとサイモン・ペッグじゃないか。いや、これ、偶然じゃなく明確な演出なんだな。スゴイ。
途中、『クリムゾン・リバー2』や『ミレニアム2』を彷彿とさせるシーンや、「『わらの犬』にエキストラで出ていた」なんていう台詞があり、相変わらずの映画オタクっぷり。
で、終盤は、目が覚めるほどのアクションに転じ、これがまたまた、見事なハジケっぷり。『ショーン・オブ・ザ・デッド』の二番煎じと言えなくもないが、ニック・フロストがまたもや、ほろりとさせるいい役を演じている。
小気味良い作品。お薦め。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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