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公開国:日本
時 間:129分
監 督:土井裕泰
出 演:阿部寛、新垣結衣、溝端淳平、松坂桃李、菅田将暉、山崎賢人、柄本時生、竹富聖花、聖也、黒木メイサ、向井理、山崎努、加賀隆正、三浦貴大、劇団ひとり、秋山菜津子、鶴見辰吾、松重豊、田中麗奈、中井貴一、北見敏之、相築あきこ、中村靖日、緋田康人、松澤一之、小泉深雪、大堀こういち、Velo武田、江澤大樹、コッセこういち、辰巳蒼生、吉見幸洋、川井つと、森輝弥、谷川昭一朗、西慶子、中村祐樹、柳東士、金谷真由美、ヘイデル龍生、名雪佳代、菅原大吉、田中要次、志賀廣太郎、大石吾朗 他
コピー:人は最後に何を願うのか
東京・日本橋の翼のある麒麟像の下で、男性が殺害される事件が発生。被害者はカネセキ金属の製造本部長、青柳武明。彼は腹部を刺された場所から、誰にも助けを求めることなく発見現場まで8分も歩き続けるという不可解な行動をとっていたことが判明。一方、事件の容疑者には、彼のバッグを持って現場から逃走する際に車に轢かれて意識不明になった青年・八島冬樹が上がる。彼の恋人・中原香織は、無実を訴えるが、捜査本部は八島の犯行と断定し、本人意識不明のまま書類送検しようとしていた。しかし、捜査に当たっていた日本橋署の刑事・加賀恭一郎は、独自の捜査を進め…というストーリー。
TVドラマをほとんどみない私が、珍しくほとんど観たのが、TBSの『新参者』。本作は、既に先日TV放送してしまっていたが、しっかり観たかったのであえて放送はスルーして、レンタルが旧作料金になるまでウェイトして、やっと今、鑑賞に至る。
私、以前、この舞台になっている日本橋の自転車圏内に住んでおり、住み始めた頃に日々の食材を買う場所を探しに、このあたりをレンタルサイクルで走ったことがある(結局、全然スーパーマーケット的な店は無かったんだけど)。非常に懐かしい。ちょっと綺麗になった気はするけど、基本的にはあまり変わっていない地域だね。私にとっては“ご当地映画”だったりする。
まあ、それはそれとして、良くも悪くもTVドラマの映画版だった。財布を盗んだ男が、追われているのが判ってから、いつまでもそれを所持したまま逃走するのが、実に不自然だったり。その他、労災隠し等々、様々なミスリードが配置されているが、ミステリーとしての話の筋は、あまりウマいとは思えない(悪いわけではないが映画版としてスポットを当てるほど長けてはいない)。
しかし、辛うじて、TVドラマにありがちな「ああ、この人が犯人なんだろうな…」とすぐに犯人の予想がつく展開にはなっていないのが救い。そして、一生懸命ミステリーとして成立させようと腐心したことによって、人情ドラマの方が薄くなってしまった気がする。親子の確執、若い恋人同士の想い、要素は多いが、散ってしまった印象。
TVドラマを観ていなければ、山崎努、田中麗奈、黒木メイサのキャラクターはいまいちピンとこないだろう。思い切ってこの三人を捨てて、他の話を厚くしたほうがよかった。
#内容と直接関係ないが、新垣結衣はデカすぎ。この人、英語を覚えて海外にいったら大成するんじゃなかろうか。
最後もスッキリできなくて、力技でなぎ倒した感じ。せめて、労災隠しをしたのが青柳武明ではないということが、世間に知られないと浮かばれない。劇団ひとりが演じた中学教師の行い、これが事件の発端だったのに、結局これはどう処罰されたのか。父のメッセージを受け取った息子は、何の罪にも問われないのか。問われないならせめて、被害者の親には告白にいったのか…。引っかかりが多くて、カタルシスには至らない。
しかし、TVドラマを観た人にとっては、十分に愉しめるご褒美なのは間違いない。それ以外の人には、イマイチかと。
#それにしても、ミキプルーンのイメージの破壊力ってすげーな。中井貴一が出てくるたびに、頭の片隅にミキプルーンが浮かぶわ。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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