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公開年:2002年
公開国:アメリカ
時 間:119分
監 督:チャールズ・ストーン三世
出 演:ニック・キャノン、ゾーイ・サルダナ、オーランド・ジョーンズ、レナード・ロバーツ、GQ、ジェイソン・ウィーヴァー、アール・C・ポインター 他
ノミネート:【2003年/第12回MTVムービー・アワード】キス・シーン賞(ニック・キャノン、ゾーイ・サルダナ)
コピー:未体験のビート、驚異のマーチング・バトル!
天才的なドラム・テクニックを持つニューヨーク・ハーレム育ちのデヴォンは、その才能が認められてアトランタのA&T大学に奨学金を得て入学し、名門マーチング・バンドに入る。A&T大学はライバル校モーリス・ブラウン大学との優勝を賭けたバンド対決を控えていた。入部早々鮮やかなテクニックで周囲を圧倒するデヴォンだったが、驕った言動から他のメンバーや監督との間で軋轢を生んでいき…というストーリー。
日本でもスポーツ競技のハーフタイムで、マーチングバンドやチアは登場するが、ここまでバンド自体の競技色が強いことはないでしょう。完全スポーツ競技だ。アメリカではどこでもこんな具合なのかはわからないけれど、なんでもかんでも競技にして鼻息を荒くして争うなんて、実にアメリカらしい。まあ、本作のようなのは、争いが良い意味で昇華しているいい例だが。
残念ながら、若者の成長物語としては、実に平板で薄い内容。誰一人、脱落するわけもないし、抗うことができないような運命を受け入れざるを得ない人が登場するでもない。傲慢な主人公が、それを思い知らされて変わっていくのかと思いきや、ヘコみこそすれど、たいして成長するわけでもない。主人公に限らずキャラクターのバックボーンが見えないから感情移入もできない。主人公の父親のくだりなんて、あってもなくてもどうでもいいんじゃないだろうか。素人もどきの脚本と言い切ってもいいかもしれない。そのくせ2時間近い上映時間(1時間20分くらいでちょうどいいようなきがする)。
しかし、それとは裏腹に、マーチング・バンドのシーンは、燃える。純粋にとにかくかっこいいと思う。楽器を始めたばかりの子に見せたら、かなり興味をもつに違いない。要するに、ただ、そこを観せたい映画なのだね(そういう意味でなら成功しているといえるのだろう)。
でも、やっぱり、ただただ、それだけしか無い。最後の勝負だって、なにがどうで勝利したのか、さっぱりわからないから、達成感なし。
本作は特にお薦めはしない。観ても時間の無駄だとはいわないけれど、わざわざレンタル代を払ってまで観るべき作品ではない。TV放映してたり、友達が持っていたら借りればいい…くらいの内容。
#エンドロールのデザインはちょっと格好いいかな。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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