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公開年:2010年
公開国:アメリカ
時 間:81分
監 督:ハワード・E・ベイカー
出 演:ライアン・マクパートリン、イヴォンヌ・ストラホフスキー、ロジャー・ローズ、ジェフ・ベネット、ポール・マイケル・グレイザー 他
レゴの世界。探検家のクラッチ・パワーズは、レゴ社のボスから召集される。武器のスペシャリストのブリック、生物学者のペグ、天才エンジニアのバーニーとチームを組み、宇宙の超特大刑務所“流刑惑星X-4”でおきた囚人の反乱の状況調査するミッションを任された。さっそく宇宙船で現地へ向かったものの、囚人たちの罠にはまり、宇宙船を奪われて囚人Ωの脱走を許してしまう。囚人Ωの正体は黒魔術師マロックで、魔法の世界アシュラー王国を支配するために“黄金の剣”を探していることを知ったクラッチたちは、王国のある惑星へ急行。黄金の剣の正当な継承者であるレヴェット王子を支援して、マロック打倒に立ち上がるが、肝心のレヴェット王子が臆病者で…というストーリー。
すっかり『LEGO(R)ムービー』だと思って借りてしまった(まだレンタルしてないか)。なんかつまんねーな…と思って調べて、別物であることに気づき、さらに観る気が減退してしまった。
ストーリーがあまりに凡庸。夏休みとかにNHK教育テレビでやりそうな感じだけど、放送されてたからってあえて観ようという気にならなそう。
せっかくのレゴの世界なのに、いまいちユニークさを出せていない。『インディ・ジョーンズ』シリーズとか『エイリアン2』など、著名なアドベンチャー作品をオマージュしているのかもしれないが、意図的に探さないと気づかないレベル。こういうのは、観客に気付かせてニヤリとさせないと意味がない。
レゴ自体は“リアル”なツールでしょ。カチャカチャ宇宙船とかを組み立てるシーンとかは非常におもしろいんだけど、魔法っていう“リアルじゃないもの”を対峙させるのが、意外とアンマッチだだった。世界観の醸成を阻害していたと思う。
細かい演出もセンスがない。骨で“LEGO”というメッセージをおくり、それが難局打開の鍵とか(世の中全部レゴなのに)、そういうメタっぽいネタみたいの、ちっともおもしろくない。
全部が全部、実際のレゴパーツで表現できていないこと(まあ、全部は無理なんだけど)が、意外と興醒め感を生んでいる。構造物がレゴで作られているのはよいのだが、その他の世界のほとんどがレゴブロックじゃなかったりする。どこまでがレゴで、どこまでがそうじゃない世界なのか、ポリシーというか定義は必要だと思う。
均質であることに対する、得体の知れない愛着というか興味みたいなもの(うまく表現できないけど)こそ、レゴの魅力だと思うのだが、それが全然湧いてこない。製作側がレゴの世界観をさほど愛していないのが伝わってくるようだし、子供だまし意識すら感じさせるのが敗因だと思う。
大人もかつてはブロックで遊んだ子供。レゴに対する思いではあるので、マジメすぎるほどマジメにつくらないとダメってこと。
ストーリーも気持ち悪い。チーム内の恋愛とか、全然おもしろくない。というか、チームにした点が生きていない。主人公のファザコンっぷりが気色悪い。急に王子に責任感が生まれたスイッチがまったく不明。なんで、クラッチはあっさり剣を抜くことができたのだろう…。etc。
っていうか、この作品、“レゴ キャッスル ガイコツの塔”っていう商品販促ビデオみたいなものだよね。本当に子供騙し作品って、イライラする。『LEGO(R)ムービー』はきちんとしていることを祈る。
#ガイコツさんのレゴはほしいんだけど、実際のボディは本作のとちょっと違うんだよなぁ…
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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