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公開年:2004年
公開国:アメリカ
時 間:97分
監 督:マーク・ウォーターズ
出 演:リンジー・ローハン、レイチェル・マクアダムス、ティナ・フェイ、ティム・メドウス、エイミー・ポーラー、アナ・ガステヤー、レイシー・シャベール、リジー・キャプラン、ダニエル・フランゼーゼ、ニール・フリン、ジョナサン・ベネット、アマンダ・セイフライド 他
受 賞 :【2005年/第14回MTVムービー・アワード】女優賞(リンジー・ローハン)、ブレイクスルー演技賞[女優](レイチェル・マクアダムス)、チーム賞(アマンダ・セイフライド、レイチェル・マクアダムス、リンジー・ローハン、レイシー・シャベール)
両親が動物学者で15歳までアフリカの大自然で暮らしていたケイディ・ハーロン。ずっと自宅学習だったが、母親がアメリカの大学で教えることになり、16歳になって初めて学校に通うことに。別に自分のことが特別だとは思っていなかったケイディだったが、いざ登校してみると勝手が一切わからず戸惑うばかり。しかし、奇抜なファッションのジャニスと、ゲイ男のダミアンが友達になってくれたおかげで、徐々に学校のルールを覚えていく。運動部、アジア系、オタクなど様々なグループがあったが、一番目立っていたのは“プラスチックス”とよばれるセレブ集団。リーダーのレジーナが女王で、グレチェンとカレンが付添い人のような関係。ジーナは毎年パーティ・クイーンに選ばれるほどの人気らしいが、ジャニスは彼女の性格は最悪だという。ある日、なぜかケイディはグレチェンに呼びとめられ、一緒にランチをすることに。そして、なぜかプラスチックスに入りたいなら、服装や相談事のルールを守れと、一方的に言われる。困惑するケイディだったが、ジャニスは彼女たちに恨みがあるらしく、弱みを握るために仲間のふりをしてスパイをしてくれと頼まれてしまい…というストーリー。
まず、両親の職業の関係で、いままで学校にいっていないという設定が、おもしろい。掴みはOK。両親(というか母親)はいかにも自宅学習させるようなタイプの役者さん。それにしても冒頭のアメリカで自宅学習させているような人の凡例は強烈。アーミッシュとか変な宗教をやってる人の子供が、なかなか強烈に描かれる。まあ、そういう人たちはこんな映画みないからクレームも出てこないのかな。厳密に言えば日本でも自宅学習にすることは可能だけど、稀有な例。日本の学校も大概だけど、アメリカよりはましだと本当に思う。
主人公とセレブチームが対立関係になるという展開がふつうだが、スパイとして入り込むという設定がまたおもしろい。その裏には、初めて友達になってくれたジャニスとの友情と“利用されている”という一歩間違えれば、人間関係が瓦解する要素が多分に含まれており、その危うさも面白さの一つとなっている。
さらに、スパイだと割り切っていたはずなのに、すっかりプラスチックスの魅力にはまってしまうという展開。もちろんその先には、綻びが待っている。なかなかハードな展開に。学園コメディと侮ってはいけないクオリティかと。ラストもなぎ倒すような強引さを発揮しつつも、意外ときれいにまとめているて好感が持てる(「うそ、うそ」じゃねえよ(笑))。
カエル顔のアマンダ・セイフライドが、おバカなキャラクターで、なかなかかわいい。『ウェディング・シンガー』のドリュー・バリモア演じるジュリアもそうだったけど、ちょっとおバカなのは魅力的で、そういう社会的な類型があるということだね。
リンジー・ローハンも日本人が好きそうな顔立ち。その後のご乱心っぷりを考えると、本作が一番いい時期なのかも。
隠れた佳作って感じ。軽くお薦め。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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