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公開国:アメリカ
時 間:109分
監 督:ジョナサン・ヘンズリー
出 演:レイ・スティーヴンソン、ヴィンセント・ドノフリオ、クリストファー・ウォーケン、ヴァル・キルマー、リンダ・カーデリーニ、ヴィニー・ジョーンズ、トニー・ダロウ、ロバート・ダヴィ、フィオヌラ・フラナガン、ボブ・ガントン、ジェイソン・バトラー・ハーナー、トニー・ロー・ビアンコ、ローラ・ラムジー、スティーヴン・R・シリッパ、ポール・ソルヴィノ、マイク・スター、マーカス・トーマス、ヴィニー・ヴェラ 他
1960年代、オハイオ州クリーブランド。アイルランド系の家に生まれたダニー・グリーンは、中学を出てから港湾労働者として働いていた。仲間を大事にする彼は、組合が過酷な労働環境を強いることに怒り、自ら労働者代表として立ち上がり、やがて組合長の座を勝ち取るまでに。しかし、力を得たダニーは、マフィアとも付き合うようになり、汚職を重ね逮捕される。ダニーは、長期の収監を免れるために、FBIへ犯罪者情報を提供する約束で釈放される。釈放はされたものの、家族との関係は悪化し、以前よりも裏社会の仕事に手を染めていくことになる。1970年代。ダニーは車に爆弾を仕掛けられ、間一髪で回避する。犯人を対立していたイタリア系マフィアだと確信したダニーは、同様に爆弾を仕掛け応酬。両陣営は、街全体を巻き込んだ抗争へと発展していき…というストーリー。
実在のアイルランド系マフィアの話らしい。冒頭は、義心に溢れた男が、幸せな家庭を築くまでが描かれる。地位も名誉も財産も得て、幸せ満開だったが、不正が発覚しあっさりと転落。その後、マフィアに関わっていくが、どっぷりマフィア組織の一員なのかというそういうわけでもない。純粋な仲間意識と、自分たちにかけられた火の粉は自分で掃うということを徹底している。その義心だけは昔から変わらず一環しており、その行動が悪であっても魅力的に写るのはそのせい。
完全な武闘派で、争う時は自らの拳で闘う。体を鍛えるために、普通に公園で腕立て伏せしているところが、人間臭さが満開。アイルランド系とはいえアイルランドがどんな所なのかも知らないし、ケルト戦士を自称しているけどそれがどういう戦士なのかも良くわかっていない。ただ、その流れる血の発露するまま行動する男。
元々そういう性格なので、汚い仕事とは完全にマッチできず、独断で慈善活動なんかもするようになる。やがて、マフィアまがいの仕事から足を洗おうとするのだが、そう簡単にはできない。着火点は低いので、恨みを買って攻撃されれば、反撃せざるを得ない。
マフィア側だって、足を洗おうとしているのだから、放っておけば消えるだけで実害はないのに、感情的にダニーとけじめが付けたくて、抗争になる。放っておけば、後のマフィア裁判もなく、そのままマフィアたちは安泰だったのに。
結果的に、マフィアが一掃されることになった、その原因は、ダニーという着火点があったからなのだ…ということでスポットが当たって、作品になったということだろう。
単純なマフィアによる抗争とは違うので、なかなか、掴みどころを絞らせない作品だった。何を観せたいのかピントを絞らせてくれないのだが、決して悪い意味で言っているのではなく、展開が読めないという意味で捉えて欲しい。
ポテトとハギスの罵り合いや、「おい、イタ公、貴様らがアダ名で呼び合うのは、本名もまともに覚えられないからか?」なんて台詞を吐いたり、なかなか面白いシーンもある。そこそこ面白い作品なのに日本未公開なのは、なんだかんだ、最後はあっさり死ぬから。まさに実話だから脚色のしようがないという、実話ベース作品が嵌りやすい落とし穴に嵌っている。
#ヴァル・キルマーがジャケット画像の三本柱の一人として出ているが、単に役者の知名度の問題で出ているだけで、こんなにスポットがあたるような役ではない。おまけにブヨブヨのおっさんで、ちょっとどうにかしないとヤバいレベル。
出張とか入ると、投稿は遅れてしまいますわ。
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